初日の出にトラブル続出? 10年で5倍に増えた暴走集団「旧車會」とは

「しかし、改造バイクで集団暴走すれば、近隣住民や一般ドライバーなどに迷惑なのは明らか。彼らは交通法規(赤信号は止まる)は守っているのだから問題ないという言い分です。でも、ヘビが波打つような2~3段のシート。さらに風防の代わりにデフォルメした飾りをフロントに付ける。どう考えても大人の人間のやることとは思えない」(バイク雑誌編集者)

たむろするメンバーの数にしても、数人ならともかく、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を駆使して集めるから、1チームに50~60人に膨れ上がることもある。

「彼らは原則暴力は振るわない。しかも、ピラミッド型の組織編成ではなく、隊長と副隊長がいるくらい。彼らにしてもグループのまとめ役といった感じで、SNSなどで集まったメンバーの結束力は薄い。みんなで揃って走ればいいというサークルのようなもの。そこも暴走族とは違う」(車ライター)

しかしこの旧車會、眉をひそめたくなるのが、やはり走行法。集団になると、凶暴化するのかウィリーや蛇行など、どう考えても尋常ではない。

「交通妨害の行動があったら確保できる。でも、彼らを捕まえるときに、車上から引ききずり降ろして止めることは基本禁止。暴走族ではない免許所持者に無謀なことはできない。トラブルに発展しそうなのは、人気のSA(サービスエリア)にたむろすることと、一般の人たちを威嚇することです」(警察関係者)

いまSAはちょっとした買い物客ブーム。そんなときに旧車會がいれば迷惑そのもの。また、彼らにとって“初日の出暴走”は最高のイベントだ。

 

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※  i-flower / PIXTA