国民的作品といっても過言ではないドラマ『相棒』(テレビ朝日系)。同シリーズの劇場版第1作目となる『相棒‐劇場版‐ 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』が、1月12日に放送された。しかし作中に登場していたはずの元俳優の姿がなく、ネット上で大きな話題を呼んでいる。
劇場版は、警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と初代相棒の亀山薫(寺脇康文)が、東京ビッグシティマラソンの参加者を狙う犯人に迫る長編ストーリー。警視庁捜査一課刑事・伊丹憲一(川原和久)といったお馴染みのメンバーはもちろん、本仮屋ユイカや柏原崇などの豪華ゲストも登場している。
よる🌠8時からは「#相棒-劇場版-絶体絶命!42.195Km東京ビッグシティマラソン」🎬
相棒シリーズの劇場版!
記念すべき第1作を今夜放送✨特命係の右京(#水谷豊)と薫(#寺脇康文)が
連続爆弾テロに隠された真実に挑む! pic.twitter.com/qJnSCygGkG— テレビ朝日宣伝部 (@tv_asahi_PR) January 12, 2022
ところが今回の放送では、あるメインキャラクターの出演シーンが全てカットされることに。それは元俳優の高樹沙耶が演じる右京の元妻・宮部たまきで、エンドロールのクレジットにも彼女の名前は載っていなかった。
「高樹は2008年から本名の益戸育江で活動し、2011年に沖縄県石垣市に移住。そして2012年に芸能界を引退すると、2016年に大麻取締法違反で現行犯逮捕されて注目の的となりました。その後も彼女の大麻に関連した話題は尽きず、いつのまにか芸能界でタブー的な扱いに。このことがきっかけで、今回の映画では出演シーンがカットされたのでしょう」(芸能ライター)
もはや別作品? 無理に放送する必要は…
彼女のシーンがカットされたことに、視聴者もすぐに気づいた模様。ネット上には、
《高樹沙耶の出演シーンをカットする相棒の劇場版》
《時間内に収めるために色々カットしてるんだけど、高樹沙耶の出演シーンが全てカットされた。しかも最後のキャストクレジットにも記載がなかったのが怖い》
《相棒劇場版、たまきさんが登場シーン全カットで草。しかもカット上手すぎてヤバい》
《新聞の番組表にも高樹沙耶さんの名前がありませんでしたから、たまきさんが出るシーンはカットしていますね》
《テレ朝は特定人物を消去する技術に長けているなwww》
などの反響が上がっている。また劇場版でメインキャラのシーンを全カットするテレビ朝日の大胆さに驚く人も少なくはなかった。
「テレビ朝日系の番組では、放送できない人物をカットすることが多々あります。中でも『ミュージックステーション』はアイドルグループの脱退メンバーをカットすることが多く、違和感があろうともお構いなし。強引な編集により、テレビ朝日は定期的に話題になっていますね」(同・ライター)
とはいえ、カットしてまで放送する必要は本当にあったのだろうか…。