『マイメロ』グッズをツイフェミが総攻撃!「女の敵は、いつだって女なのよ」を見事に証明

『マイメロ』グッズをツイフェミが総攻撃!「女の敵は、いつだって女なのよ」を見事に証明

『マイメロ』グッズをツイフェミが総攻撃!「女の敵は、いつだって女なのよ」を見事に証明 (C)PIXTA

昨今、何かと世間を騒がせているツイッターのフェミニスト界隈。今度は『おねがいマイメロディ』シリーズのバレンタイングッズが標的となったようで、「マイメロディのママ」の名言に批判の声が相次いでいる。

話題になったのは、1月18日発売の『マイメロディのバレンタイン』というグッズ。パッケージに描かれた「マイメロディのママ」の名言は、TVアニメ『おねがいマイメロディ』で登場したものだ。

いくつか紹介すると、「女の敵は、いつだって女なのよ」「男って、プライドを傷つけられるのが一番こたえるのよ」「女心は秋の空より移り変わりが激しいのよ」といったセリフが掲載されていた。昭和の価値観を体現するようなものばかりだが、あくまで“世慣れした人物が言いそうなセリフ”というネタにも見える。

しかし、ツイッター上ではこれに“マジレス”で激怒する人が多く、《女の敵は女ってあまりにもミソジニーな表現の加害性に気づいてほしい》《かわいい見た目で中身は昭和おじさん》《価値観が前時代的すぎて見るのも嫌》《女性蔑視や性差別、性規範意識に満ちていて最悪です》《語尾がほぼ「のよ」の時点で、中に入ってるおっさんが透けて見える》といった批判が。

公共の啓発ポスターならまだしも、一企業の“ネタ”コンテンツにもかかわらず、ちょっとした炎上騒動にまで発展している。

ツイフェミが「女の敵は女」を体現!?

とくに「女の敵は、いつだって女なのよ」という名言に批判が集中している印象だが、はたから見ていた人々からは、《まさに体現してて草》《否定することで事実であることを証明するなんて皮肉》《また女性の仕事をフェミが奪うのか…》といったツッコミが上がっていた。

また、今回「マイメロディのバレンタイン」を批判している人々は、なぜか「おっさんがチョイスした名言」だと決めてかかっているが、その可能性は低いだろう。そもそも『おねがいマイメロディ』TVシリーズの監督を務めた森脇真琴は、女性のアニメーション監督だ。もちろん、アニメのセリフは監督だけが決めるわけではないが、他の主要スタッフも比較的女性が多い。

さらに以前“マイメロママ”のクリアファイルが発売されたことがあるのだが、このグッズにも「女の敵は、いつだって女なのよ」という名言がチョイスされていた。そしてこのクリアファイルにデザインする名言を選んだのは、女性スタッフだと明かされている。

しかし仮におじさんが名言をチョイスしていたとしても、それは何かの罪なのだろうか。もし問題があるとすれば、それは“おじさん蔑視”にならないのだろうか。こういった論争のたびになぜか流れ弾を食らう“おじさん”という生き物が、かわいそうでならない。

文=大上賢一

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Dikushin / PIXTA