Adoに失礼? ドラマ『ゴシップ』に怒り爆発「最悪の脚本だな」

黒木華 

黒木華 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

1月20日、黒木華主演のドラマ『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』(フジテレビ系)の第3話が放送された。その内容が、人気歌手のAdoに失礼だと話題になっている。

主人公の瀬古凛々子(黒木)は、大手出版社が運営するニュースサイト『カンフルNEWS』の編集部員。空気が読めず、共感性もないが、与えられた任務である 「PV(ページビュー)数を伸ばす」ためには手段をいとわない。そんな凛々子が「PV数を伸ばす」という目的のため取材して記事を作ることで、世の中に必要とされていないと思っていたネットニュースの仕事が、少しずつ意味のあるものに変わっていく…。

第3話は、現役高校生という以外は何もかもがベールに包まれ、10代から絶大な支持を集めている〝覆面女子高生シンガー〟AOIの正体を凛々子が探ることに。しかし思いのほかあっさり青野郁(上國料萌衣)という女性だと辿り着き、音楽会社もそれを認めた。不自然に思っていると、AOIが顔出しで歌を披露。正体は誰だ騒動は、レコード会社のただのプロモーションだったと判明した。

しかしここで、青野に口パク疑惑が。凛々子はAOIの正体は別にあると考え、さらに調査。すると、20年前にデビューした一発屋の歌手・MIZAC(濱津隆之)だと判明。このおじさんが加工して声を変え、作詞作曲も自分でしている女子高生シンガーとして世間を騙していたのだ。

何もかも中途半端なダメ脚本?

しかし現実世界で〝覆面女子高生シンガー〟と聞いて思い出されるのはAdo。この回は、明らかにAdoをモチーフにした脚本だった。だがモチーフにするだけならいいが、正体はおっさん、世間は騙されているといったメッセージ性には批判の声も。ネット上では

《Adoに失礼》
《現代のアイドル歌手を非難しても、さほど辛辣ではない弱い脚本》
《Adoも、もしかするとオジサンかもしれない…》
《Adoさんの気持ちを何も考えずモデルにして最悪の脚本と最低な仕事だな》
《ドラマゴシップ、Adoを揶揄ってるのかなって思った》
《Adoさんも、実は本当はおじさんだったり…と想像してしまう笑 声低いから、本当にあり得そう…》
《AOIのフリをして人生終了したJKはどうでもいい、一切気にしないというすさまじいドラマ》

といった声があがっている。

ちなみに、AOIの正体を独占でバラし、ワイドショーでも大々的に取り上げられた『カンフルNEWS』の記事は10万PV。登場人物たちは喜んでいたが、現実的には数字が低すぎてありえない。

Adoファンの気持ちも、ネットニュースのことも全く取材していないこのドラマ脚本は、コタツ脚本とでも呼ぶべきだろう。

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