急な方向転換で、お笑いファンから糾弾されていたバラエティー番組『お笑い実力刃』(テレビ朝日系)。しかし番組の内容を改変したようで、かつての勢いを取り戻しつつあるようだ。
1月19日の放送回では、惜しまれながらも解散してしまったお笑いコンビ『ビビる』と『ノンキーズ』が登場。一夜限りの再結成を果たし、ブランクを感じさせないネタを披露した。
「ビビる」はバラエティーなどで活躍しているビビる大木と、現在はテレビディレクターとして活躍している大内登さんからなるお笑いコンビ。そして「ノンキーズ」は、当時のあるあるネタをうまくネタに組み込んだ芸風から、業界内でも高く評価されていたお笑いコンビである。
「ビビる」が20年ぶりに披露したのは「訪問者」というコント。大内さんの自宅に、水を求めて大木が訪問して来るというもので、普段の大木からは想像がつかない破天荒ぶりを見せつけていた。
「ノンキーズ」も20年ぶりにネタを披露。初めて書いたというコント「人間観察」を、今風にアレンジして披露していた。
お笑いファン大絶賛! 迷走はなんだったのか…
昔のコンビにスポットライトを当てたこの日の放送に、往年のお笑いファンからは、
《お笑い実力刃がスゴすぎる…。ビビるにノンキーズ…》
《面白かったなぁ~。ビビるさんのコントは世界観すげーし。ノンキーズさんのコントはオシャレ》
《ノンキーズとビビるがネタやっててビビった。20年30年前のお笑い知ってる人には刺さる番組なんだろうなぁ》
《ビビる&ノンキーズって渋すぎて最高。他の番組であんまりできないことやってるし硬派でめっちゃいい路線》
《実力刃の路線断固支持! ありがたや。20~30年前のネタでも面白いもんは面白いし、狂ってるもんは狂ってるっていうのを痛感》
などといった絶賛の声が続出している。
「2020年4月から放送を開始した『お笑い実力刃』。司会の『アンタッチャブル』と『サンドウィッチマン』が、ネタに特化した『実力派』芸人を紹介していくといった趣旨のバラエティー番組で、放送当初はまるまる1時間使って1組の芸人を特集するなど、尖った構成が人気を博していました。しかし、10月頃から急に路線変更。視聴者から寄せられた写真などに、スタジオメンバーがツッコんでいくという当たり障りない企画を行うなど、迷走が目立っていました。そのためファンから批判が殺到。このまま打ち切られてしまうのでは…という声もありましたが、ようやく原点回帰したようですね」(芸能ライター)
本来のコンセプトに戻り、ファンからの信頼を取り戻した「お笑い実力刃」。この調子でキレのある放送を続けて欲しいものだ。