オズワルド伊藤の“憧れ芸人”に沸くお笑いファン「ポイズンの系統だから…」

(C)Roman Samborskyi / Shutterstock 

昨年の『M-1グランプリ』で惜しくも優勝の座を逃した『オズワルド』が、1月21日放送の『ザ・ベストワン』(TBS系)に出演。ここで〝とあるコンビ〟の名前を出し、お笑いファンの話題を呼んだ。

同番組はネタ見せ番組だが、合間には芸人同士によるトークが行われ、番組前半には『ナイツ』『銀シャリ』「オズワルド」と漫才に定評のある3組がトーク。「オズワルド」は〝影響を受けた漫才師〟を明かし、ここで『おぎやはぎ』と『POISON GIRL BAND』の名前を挙げた。

説明不要の売れっ子「おぎやはぎ」に比べ、知名度では劣る「POISON GIRL BAND」。しかし、2000年代のお笑いシーンを知るお笑いファンにとって、同コンビは欠かせない存在である。

「『POISON』はロン毛の阿部智則とノッポの吉田大吾のコンビ。阿部が脱力系のボケを入れ、阿部も脱力感のある優しいツッコミをする独特な芸風がウリでした。その名を有名にしたのは2004年の『M-1』で、以降『エンタの神様』(日本テレビ系)やマクドナルドのCMにも出演するなどプチブレークします」(お笑い通)

「オズワルド」の伊藤俊介は、共に〝声を張らない〟スタイルの2組を「死ぬほど観ました」と参考にしたことを告白。すると、「銀シャリ」の橋本直もこれに共感し、「憧れすぎて、芸名も一回『カルロス・レイチェル・サンターナ』みたいな。『ポイズン・ガール・バンド』みたいにしようとして…」「それくらい通って」と影響を受けたことを明かした。

ファン・本人共に喜ぶも現在のコンビは…

「『POISON』は2006年、2007年にも『M-1』決勝へ進出しましたが、なんと2年連続で9組中9位と大惨敗。特に06年は当時アマチュアだった『変ホ長調』以下だったため、07年の登場VTRでは『素人以下』と何度も煽られてしまいました。これで世間にもつまらないイメージがついたのか、その後は仕事が激減。2017年以降はコンビとして活動しておらず、現在は事実上の活動休止・自然消滅状態となっています」(前出・お笑い通)

今や活動が見られないコンビが話題になったことで、お笑いファンは

《ベストワンでのポイズンの話題、本当に嬉しかったです。いつか必ず活動再開するのを待ってます》
《ベストワンでオズワルドはサンドさんとかポイズンの系統だから、めっちゃ研究したって話でなるほどってなった。ポイズンのネタ久しぶりに見たいなー》
《銀シャリとオズワルドがPOISONの話題出してくれてうれしかった~ 活動再開してほしい》
《やっぱりめちゃくちゃ影響与えてるし、まじで面白い漫才だよね》
《ポイズンの話で盛り上がってるの嬉しすぎるな》

などと歓喜。また、「POISON GIRL BAND」の吉田本人も、自身のツイッターで《ザ・ベストワンで銀シャリとオズワルドが名前を出してくれて感謝感激です》と喜びを口にしている。

「M-1」と同番組MCの今田耕司も、「いっつもトップバッターで。順番さえ最後やったら…」と「POISON GIRL BAND」の実力を高く評価。売れる・売れないには実力だけでなく、運も大きく関わるようだ。

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