セクハラ撲滅で大御所と対立? 小籔千豊“新喜劇降板”にきな臭いウワサ…

小籔千豊 

小籔千豊 (C)まいじつ 

先日、自身のインスタグラムで『吉本新喜劇』の座長退任を発表した小籔千豊。この人事により、新喜劇の芸に変化が訪れるのではと囁かれている。焦点となっているのは、小籔が座長になるまで定番だった〝セクハラ芸〟だ。

「『NMB48』のスカートをめくったり、『爆乳3姉妹』として胸の谷間を露出した芸人を登場させたり、新喜劇の笑いは下ネタ・セクハラのオンパレード。小籔もかつては劇中で女性芸人であるシルクの胸を揉むといったような、羨ましいとも罰ゲームとも取れる演出を行なっていました。しかし、小籔はこうした芸を嫌い、大御所の先輩に批判されながらも〝セクハラ芸廃止〟に奮闘していたのです」(お笑い事務所関係者)

こうした新喜劇の体質は、2019年放送の『小籔の仲裁さん』(テレビ大阪)で明かされたことがある。

同番組に出演した宇都宮まきは、島田一の介が正月に「もう姫初め済んだんか?」などと聞いてくること、帯谷孝史がすれ違いざまに投げキッスをすることなど、ベテランが若手や女性芸人にセクハラを行なってくると暴露。止めるように共演者に訴えかけたが、同じく新喜劇所属の若井みどりは、「挨拶みたいなもんや!」と我慢するよう宇都宮を説得。まさに、会社のセクハラ被害を訴えるも、先輩から泣き寝入りを勧められるといった社会の縮図のような光景だった。

しかし、小籔はこうした声に耳を傾け、座長として〝セクハラ芸〟を廃止する方向へと動いていたのだ。

「小籔VSベテラン」の構図で事実上のクビに?

「小籔は女性芸人たちの意見を汲み取り、時間を掛けて徐々にセクハラ的な芸風を排除。実際、これによって胸を揉んだり尻を触ったりというくだりは無くなり、楽屋でもこうした行いをしないよう〝風紀〟が強化されていきました。しかし、こうした〝いい子ぶり〟な行動を快く思わないベテランは多く、次第に小籔は孤立。今回の座長退任も、旧世代である大御所たちの反感を汲み、事務所がクビにするよう動いたというウワサも浮上しています」(前出・関係者)

だが一方で、この動きを歓迎する向きもある。

「女性芸人が体を売りにするなど、多少はお約束でしょう。地上波から下ネタが消えた今、お色気芸の1つや2つ、視聴者を喜ばせるために必要だと割り切るべきです。男のくせにフェミニストに配慮するなんて、そりゃ小籔も求心力を失いますよ。次期座長には、是非とも小籔の間違った改革を元に戻して欲しいですね」(お笑いウォッチャー)

次期座長は〝小籔路線〟を継承するのか、はたまた大御所たちの顔色をうかがった〝長老政治〟に舵を切るのか…。新喜劇はにわかにきな臭くなってきている。

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