『スパイダーマン3』地上波放送で“伝説のダンスシーン”カット「辛すぎる…」

トビー・マグワイア 

トビー・マグワイア (C)s_bukley / Shutterstock 

1月25日の『午後のロードショー』(テレビ東京系)では、最新作公開記念として『スパイダーマン3』を放送。しかし、〝伝説〟と崇められるシーンがカットされており、ネット上で話題を呼んでいる。

サム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズの3作品目となる「スパイダーマン3」は、2007年に公開されて大ヒットした作品。ニューヨークの街で〝ヒーローの象徴〟として愛されるスパイダーマンに、新たなる悲劇が訪れる。謎の黒い生命体や、3人の強力な敵の襲来など、今までの作品と比べ、より濃厚な戦闘シーンが描かれている作品だ。

ところが今回の放送では、時間の都合上からか大幅にシーンがカット。しかも主人公のピーター・パーカー(トビー・マグワイア)が、腰を振りながら軽快なリズムで踊る〝ダンスシーン〟も削られていた。

『午後のロードショー』らしからぬ演出!?

ダンスシーンを楽しみにしていたファンも多く、放送前には、

《スパイダーマン3、伝説のダンスシーン来るぞ!》
《みんなでピーターの艶やかなダンスに酔いしれよう!》

など、期待に満ちた声で溢れ返っていた。ところが肝心のシーンがカットされており、ネット上には、

《スパイダーマン3、マジでカット多すぎる。伝説のダンスシーンがカットされるなんて…》
《嘘だろっ!? 映画史に残るダンスがカットされたの辛すぎる》
《は? 腰振りカットじゃん。むしろダンスシーンが見たくて午後ロー見てたのに、最悪すぎる》
《スパイダーマン3のカット多過ぎ問題。特にダンスシーンをカットしやがったのは許せん》

などの声が続出している。

「同作は内容を詰め込み過ぎたことが原因で『駄作』『黒歴史』などと評価されていましたが、このダンスシーンだけは人気が高いことで有名です。その人気の理由の1つとして、気弱なピーターが宇宙生物に寄生されてイケイケの性格に変貌を遂げたことが一目で分かるため。とても踊るようなキャラではないピーターの下手くそなダンスがいい味を出し、〝何者かに寄生された〟という事実を踊りだけで表現したことが評価に繋がったようです」(映画ライター)

まるで『金曜ロードショー』(日本テレビ系)のように重要なシーンをカットしてしまった「午後ロー」。しかし、他のテレビ局が「スパイダーマン」をフルシカトしたのに対し、「スパイダーマン」シリーズを放送したことは評価されるべきだろう。

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