映画『パプリカ』平沢進のEDカットにファン激怒「オセアニアでも非常識」

(C)Asier Romero / Shutterstock

今敏監督による名作アニメ『パプリカ』が、2月1日深夜に『映画天国』(日本テレビ系)で放送。しかしエンディングがカットされ、ファンが激怒しているようだ。

同映画は『PERFECT BLUE(パーフェクトブルー)』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』などで知られる今監督のラスト作品。原作は筒井康隆が1993年に発表した同名の長編SF小説で、他人と夢を共有できる画期的な装置の発明を巡って、悪夢を見させる夢のテロリストと、夢探偵パプリカの戦いを描くストーリーだ。

前回は2021年2月にBS12の日曜アニメ劇場枠にて放送。今回、関東ローカルとはいえ地上波での初放送にファンから歓喜の声が上がっていた。

『金ロー』以外でもEDを蔑ろにする日テレ

しかし、今回の放送では、平沢進のエンディング曲『白虎野の娘』がバッサリとカットされていた。この事態にファンからは、

《パプリカEDカットは重罪。これだから日テレは…》
《EDカットされちゃったけど、最後に映るバーテンダーは監督の今敏と原作の筒井康隆なんだよ》
《エンドロールまでが映画だというのに、なぜEDカットするのか。ありえない》
《期待してたけど、やっぱりEDカットされたか。EDカットは流石としか言いようがないな》
《パプリカでエンディングの白虎野カットはないわ。番組担当スタッフはマジで反省してほしい》
《金曜ロードショーだけじゃなくても、日テレはEDを蔑ろにするんだな。もう日テレで映画とかは観ない》
《パプリカのEDカットはオセアニアでも非常識》

などの声が続出している。

「日テレは『金曜ロードショー』で幾度となくEDカットを敢行し、映画ファンから非難を浴びています。しかし今回は深夜の『映画天国』枠での放送ということで、ノーカット放送を期待した視聴者も多かったようです。昨年5月に放送された映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、エンディングテーマ曲の『BEYOND THE TIME』が全カットされたため、ファンが激怒しています」(映画ライター)

局にしてみれば、エンディングをカットしてでもCMを入れたいのだろうが、映画は最後のクレジットが流れるまでが作品だろう。やはり地上波でノーカット放送を期待するのは厳しいのかもしれない。テレビ離れが加速するワケだ…。

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