ヤラセ疑惑『冒険少年』“言い訳連発”のナレーションにツッコミ殺到

(C)Aleks Kend / Shutterstock

年明けの『文春オンライン』で〝やらせ疑惑〟が報じられた『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)が、1月31日放送の2時間SPでやんわりとこの騒動に触れた。

「すでにご存知とは思いますが、番組は無人島から脱出するサバイバル企画を謳っておきながら、イカダの製作といった作業をスタッフが行なっていたこと、イカダを船で牽引していたことなどが『文春』のドローン空撮で発覚。芸能界屈指のサバイバル技術を持ち、同企画の常連だったあばれる君は、一気にその信用度を落としてしまいました」(テレビ誌記者)

この日は疑惑が報じられてから初の放送だったのだが、オープニングで「冒険少年は大自然を舞台に番組が設定した環境の中で、さまざまなミッションに全力で立ち向かう勇姿を楽しんで頂くアドベンチャーバラエティー」と説明するナレーション映像が。疑惑を受けての釈明だったのか、番組のコンセプトが強調されたのだ。

川の近くに露天風呂を掘る「あばれる山」という企画でも、ADが作業中に参加した場面で「スタッフが手伝って~」「専門家に協力してもらい」というナレーションが何度も挿入される。その頻度は、まるでやらせ疑惑に対して「あの写真はスタッフが手伝っていた場面を撮られただけ」とでも反論するかのようであった。

「アドベンチャーバラエティー」という謎ワード

それとなく疑惑を否定した編集に対し、視聴者からは

《急に言い訳から始まって草》
《めちゃくちゃ言い訳始まったぞ》
《アドベンチャーバラエティーという謎のワード誕生》
《開き直ってスタッフと一緒に頑張ってまーすとか言えばまだ笑えるのに》
《これ見て「なんだ! あのスクープ写真はたまたま手伝ってるところを撮っただけだったのか!」ってなる奴おるの?》

など、さまざまな反応が上がった。

「疑惑報道から間もない1月14日、『放送倫理・番組向上機構(BPO)』は第167回放送倫理検証委員会で、『〝週刊誌報道をきっかけに、番組を観る人にはイカダは牽引されていることがあるということがわかってしまった。今後自浄作用が働くのではないか〟〝そういう番組作りだと分かって楽しんでいる視聴者も沢山いると思う。幻滅する人は観なくなるだろう。この番組の扱いに関しては、そうした視聴者の判断に委ねるべきだ〟として議論を終えた』との議事録を公開しました。これは、実名こそ出ていないものの明らかに『冒険少年』のことであり、番組も黙殺を決め込む訳にはいかないと言い訳を考えたのでしょう」(芸能プロ関係者)

番組打ち切りも有り得るか…?

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