千原ジュニア『THE W』に疑問も…女性限定の大会が必要な理由

千原ジュニア 

千原ジュニア (C)まいじつ 

お笑い芸人の千原ジュニアが、女性限定のお笑い賞レース『THE W』に疑問を投げかけた。

2月3日にジュニアは自身のYouTubeチャンネルを更新。この日は視聴者からのメッセージに答えていく内容で、まず届いたのは、「もし自分が女性だったらどんな芸風だったと思いますか?」というものだった。

これにジュニアはまず、女性だったら芸人を目指さないとキッパリ。今でこそ芸人になる女性が増えてきているが、ジュニアが芸人を目指した当時は、9.5:0.5ほどしか女性はおらず、同期で今も残っている女性芸人は1人もいないという。

また、女性芸人の増加と同じくらいジュニアが新鮮に感じているのが、トリオ芸人の増加だという。トリオもジュニアが芸人となった時は全くおらず、今かなり増えてきていると指摘した。

そんなことからジュニアは「正直、『THE W』ってもう時代錯誤というか…。そこの分け方って大丈夫なの?って。それより『ザ・トリプル』、3人組で一番面白いのやりたいなって思ってる」と明かすのだった。

『3時のヒロイン』『Aマッソ』輩出の功績

『THE W』のルールには実際、近年多くの批判的な声があがっており、今回のジュニアの意見には

《確かにジェンダーレスの時代にね》
《ジェンダージェンダーうるさい割に、女性優遇はオッケーだもんね》
《M-1も女性禁止じゃないんだから、性別限定でやる必要無いよね》
《TV側の人間がそれ言っていいのか?w》
《Wがあることで女芸人はおもしろくないって言ってるようなもん。男女関係ない大会がM-1とかなのに女芸人ほぼいないもんね》

といった大きな反響が起こっている。

「とはいえ『THE W』には、この大会にしかできない功績があります。今売れっ子の『3時のヒロイン』『Aマッソ』なんかは、『キングオブコント』や『M-1グランプリ』では何年も連続で予選敗退ばかりで全く歯が立たず、『THE W』のおかげでお茶の間に浸透し、売れっ子となりました。〝お笑い賞レース〟と考えるからおかしく感じるのであって、〝スター発掘企画〟程度に考えればいいのでしょう。まずは賞金1000万円という大そうなものを取っ払い、優勝者にはテレビ番組出場権だけ与えればいいのでは?」(芸能記者)

女性芸人がテレビにたくさん出演して、それを見て芸人を目指す女性が増えてからはじめて、女性と男性が同じスタート地点に立ったといえる。お笑いの歴史では30年くらい女性が男性に遅れをとっているのは事実なので、女性限定大会くらいの優遇は必要だろう。

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