俳優・菅田将暉が主演を務める月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)の第5話が2月7日に放送。お笑い芸人の千原ジュニアのキャスティングが、ネット上で大きな話題になっている。
同ドラマは、主人公・久能整(菅田)が日常の中でさまざまな事件に巻き込まれつつ、持ち前の洞察力や豊富な知識で謎を解決へと導いていく新感覚ミステリー。
第5話で、整は爆弾魔事件の際に頭を打って、大隣総合病院で検査入院をすることに。ある夜、整が眠ろうとすると、誰もいないはずの隣のベッドに1人の男を発見する。男(小日向文世)は「牛田悟郎」と名乗り、マルクス・アウレリウスの『自省録』を読んでいた。整も同様にその本を熟読していたことから、話が盛り上がっていく。
そこで元刑事の牛田は、整に未解決事件を「問題」として謎を解かせる。それは、22年前に売春する女性が次々に殺害された未解決事件だった。〝平成の切り裂きジャック〟と呼ばれる殺害事件の容疑者は、羽喰玄斗と特定されるが逮捕には至らず。そんな時、羽喰に狙われているという女性から保護を求める連絡が警察に入るのだった。
物語のカギを握りそうな羽喰を、ジュニアが演じていたことに、視聴者からは
《灰喰玄斗が千原ジュニアさんだった! ピッタリ!!!》
《千原ジュニア平成の切り裂きジャック役にしっくりくる》
《ジュニアさんがめちゃくちゃジャックナイフになっててワロタ》
《超ハマり役だと思います。息子は誰が演じるのかワクワクします》
など、大きな反響を呼んでいる。
原作ファンからは依然として厳しい声が…
ジュニアが大絶賛だった一方で、整が入院先の病院で出会う謎の女性・ライカを演じる門脇麦に対し、原作ファンからは、
《正直、門脇麦は微妙だよね。原作では日本人離れしたかなりの美少女なのに…》
《なんか菅田君をかわいく見せるために、わざと女性キャストを抑えてるのかなって思う》
《やはり原作とは別物ですね。漫画のイメージがあるとやはり「うーん」と思いながら見てしまう自分がいます》
《あの原作を読んで、「よし、実写版は門脇麦にしよう」と思った人スゴすぎ。そもそもカツラ感丸出しなのをなんとかしてほしい…》
など、厳しい声が相次いでいる。
「ドラマの内容は概ね好評なのですが、依然としてキャスティングについては厳しい意見が多いです。また、伊藤沙莉演じる風呂光と整に〝恋愛要素〟を持たせようとしていることについてもブーイングが起こっています。そもそも原作漫画は、整が独特の視点で次々と難事件を解決していくのが醍醐味になっているのに、ドラマ化した途端、とにかく恋愛要素をブッコんでくるのは野暮というものでしょう。次回以降の展開いかんによっては、大荒れする可能性もありますよ」(テレビ誌ライター)
今年の1月期ドラマではナンバー1との呼び声が高い「ミステリ」だが、大人気ゆえに厳しい声が上がってしまうのかもしれない。