キムタク2年ぶり連ドラ主演に疑問…「何を演じてもキムタク」からの脱却は?

木村拓哉 

木村拓哉 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

俳優の木村拓哉が、今年4月スタートのドラマ『未来への10カウント(仮)』(テレビ朝日系)で主演を務めることがわかった。連続ドラマの主演は、同局の『BG ~身辺警護人~ 第二シリーズ』以来、2年ぶりとなる。脚本は『HERO』や『CHANGE』(共にフジテレビ系)でタッグを組んだ福田靖氏が担当するという。

今回、木村は初の学園スポーツドラマに挑戦。木村が演じる主人公・桐沢祥吾は、高校時代にボクシングで4冠を達成するも、大学時代にとある理由でボクシングを断念。愛する妻も亡くして自暴自棄になっており、「いつ死んでもいい」と口にするほど打ちのめされているキャラクター。そんな中、母校のボクシング部コーチを引き受けることになる。そこで生徒たちと向き合い、ぶつかりながらも未来へ向かって走って行くストーリーを展開していくようだ。

木村はドラマに対して、「ここまで物語のスタート時点で腐っている人間は、これまで演じたキャラクターの中でもまれに見る存在。ヤバさの温度感や、徐々に目に光を宿していく感覚を、どんなバランスで演じていくか…。今まさに探している最中です」とコメント。

脚本の福田氏は「今までは木村さんが『太陽』で周りの登場人物たちは『月』だったのに、今回は自ら『月』になりたいと思っていらっしゃっていた」と新しい木村像になると明かした。

キムタクには変化が求められている?

この発表にネット上では、

《解散時期までファンだったけど、今は惹かれなくなった。俳優一本で勝負するのかと思いきや、アイドルっ気を捨て切れてない歌手活動は続けてて、そこに妙な中途半端さを感じてしまう》
《新境地を切り開くなら、犯人役とか、ホームレスとか、時代劇でも悪役とか、やったらどうですか?》
《今のキムタクならみんなどんな内容のドラマがみたいかな? 個人的には阿部寛の結婚できない男みたいなコメディードラマで観たいかな》
《常に天才…と冠するスーパー職業役にくわえ、脇に主役級の演技派を全面に揃え、主題歌も大物をぬかりなく持ってくるあたりがまたか…て思ってしまう》

といったように、放送前から酷評の嵐が吹き荒れている。

木村は以前から「何を演じてもキムタク」と言われており、同じような役、同じようなドラマばかりで主演してきた。映画賞も縁遠く受賞経験はほとんどなかった。

ようやく、昨年公開の主演映画『マスカレード・ナイト』で、『報知映画賞』の主演男優賞を受賞。日本アカデミー賞主演男優賞の受賞も期待されたが、候補にも残れずに終わってしまった。

『週刊文春』によると、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞のプレゼンターは、昨年の受賞者である草彅剛。木村側が草彅との元SMAP共演に難色を示したとして受賞が流れたという。

木村は今年50歳の大台を迎える。そろそろ余計なプライドを引っ込めて、新しい境地に挑戦してもいいだろう。

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