酷評の嵐も…『大怪獣のあとしまつ』興行収入“絶好調”の理由は?

山田涼介 

山田涼介 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

アイドルグループ『Hey!Say!JUMP』の山田涼介が主演を務める特撮コメディー映画『大怪獣のあとしまつ』。2月4日の公開から驚きのペースで〝酷評〟が集まっているが、「映画ランキング」では好調な滑り出しを見せているようだ。

同作は、巨大怪獣が〝死んだ後〟の物語を、コミカルかつドラマチックに描いた特撮エンターテインメントムービー。山田をはじめ、土屋太鳳やオダギリジョー、西田敏行、田中要次といった豪華キャストが揃い、公開前から注目を集めていた。そんな同作は2月5日から6日の「映画ランキング」で、動員8万8000人、興行収入1億2200万円(興行通信社調べ)という好記録で初登場3位にランクインしている。

「公開前は話題を呼んでいた『大怪獣のあとしまつ』ですが、蓋を開けてみたら酷評の嵐でした。早くも〝クソ映画認定〟され、かつて猛批判を浴びた伝説の映画『デビルマン』と同レベルの扱いを受けています。ネット上でも《死ぬほどダサいギャグセンスと、下ネタのオンパレード》《令和史上最低の映画》といった批判が続出。また『Yahoo!映画』のレビューも星1の最低評価が並び、日本映画史に悪い意味で新たな歴史の1ページを刻みました」(芸能ライター)

日本映画のランクを落としたのはジャニーズ?

しかし、山田を起用したおかげで〝ジャニーズブースト〟が発動している模様。ネット上でも、

《大怪獣のあとしまつ見たけど、山田くんの役めちゃめちゃ良い》
《あのキャストの中で主役はれる山田涼介は最高!》
《山田くんの演技めっちゃ素敵だったし、かっこいいい役でほんとよかった》
《大怪獣のあとしまつめちゃめちゃ面白かった! とにかく顔が良すぎるしバイクに乗ってる山田くんレア過ぎた》
《山田くんのいろんな表情が見れて内容もおもしろかった! あと3回は観にいきたい!》

など、山田に対する絶賛の声だけは目立っていた。

「山田は作品に恵まれないことで有名。過去にも、彼が主役を演じた実写映画『鋼の錬金術師』が、《クソ実写映画》《2度と見たくありません》などと言われていました。もはや日本映画界における、〝駄作メーカー〟となってしまった山田。次の出演作品も、ファン以外からは叩かれてしまうのでしょうか…」(同・ライター)

どんなに面白みのない映画でも、「ジャニーズアイドル」を起用すれば、そこそこの数字を叩き出す日本の映画業界。もはやストーリーや演技力などは度外視され、より一層映画が低迷していくことだろう。

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