『モスバーガー』のCMが寒すぎる…「共感性羞恥」「センスが10年古い」

(C)EverGrump / Shutterstock

『マクドナルド』の後塵を拝し続ける永遠の二番手ハンバーガーチェーン『モスバーガー』のネットCMが、寒いネタを全部乗せしてスベリまくっており、人々に恐怖心さえ与えているようだ。問題のCMはWEB限定であり、同社の公式YouTubeチャンネルにアップされている。

出演しているのは、サイコな芸風で知られるお笑いコンビ『トム・ブラウン』だ。まずもって、このキャスティングから意図が透けて見えるが、タイトルは『「超合体漫才」篇』と何やら嫌な予感。実際に視聴を進めると、その予想は〝案の定〟となる。

2人がいつものサイコな漫才を始めると、突如として隕石落下のニュースが入り、ここからさらにサイコさが加速。布川ひろきが分身したり、「変な動きします」と笑いどころが矢印で表示されたり、カラオケ風にセリフが表示されたり、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)オープニング風の映像や、『新世紀エヴァンゲリオン』のパロディーが挟まれていく。

何とも薄気味悪い光景だが、これはまだまだ序の口。その後は、『ザ!鉄腕DASH!!』(日本テレビ系)で『TOKIO』城島茂の心の声としてテロップ挿入された「素人は黙っとれ」、過去に小室眞子さんの熱愛報道の街頭インタビューで飛び出した「でも、幸せならOKです」、栃木の魅力を聞かれ「ないんだなこれが!」と答えたDQNなど、ありとあらゆるネットミームがぶち込まれ、ネットユーザーに媚びたネタが徹頭徹尾続いていくのだ。

「共感性羞恥発症した」「センスが10年古い」

その後も、目まぐるしい映像の入れ替わりやサブリミナルのような演出が続いていき、もはやその光景は狂気の沙汰。幻覚でも見ているかのような映像だが、あまりに〝狙いすぎ〟なネタの数々は人々を興醒めさせることとなる。ネット上には

《共感性羞恥発症した》
《寒すぎて草も生えない…どういうセンスしてるんや…》
《マジで何やってんのこれ》
《なんかこういうの見ると悲しくなる》
《こんなクソみたいな動画作って給料貰えるんやな》
《センスが10年古い》
《ネットのノリをリアルで見た時の薄ら寒さを感じる 淫夢語録とかニンジャスレイヤーの台詞とかでリアル会話するやつを見た時のゾワゾワ感》

などといった非難が殺到。ウケ狙いの目論見は見事に外れてしまった。

この手のCMは日清食品も得意としている手法。キッズたちは盛り上がるかもしれないが、ハンバーガーを買うお金を払うのは、大人たちだ。

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