『おかあさんといっしょ』の放送時間変更に賛否!「助かる」「18時は遅い…」

(C)Dutchmen Photography / Shutterstock 

2月9日にNHKが、平日16時台に放送している幼児番組『おかあさんといっしょ』の放送時間を、18時台に移動すると発表。子育て世代から、賛否の声が寄せられている。

「おかあさんといっしょ」の放送時間が変更になるのは、番組開始以来、初めてのこと。

昨今の子育て事情を反映し、保育園児の帰宅時間のピークとなる平日18時台に移動となる。同局は「よりたくさんの子どもたちに番組をご覧いただけるようタイムテーブルを変更しました」とコメントを発表している。

この発表に、ネット上からは

《助かる! いつも「なんでこんなに早い時間にするんだろう」「仕事から帰ってきて支度する時間にやってくれないと意味ないじゃん」って思っていた》
《もう子育て世代ではないけど、その時間帯の方がありがたいかもしれない。幼稚園の子でも、4時頃は習い事や友達と遊んだり、中にはまだ昼寝が必要な子もいるだろうし》
《専業主婦で、幼稚園児と小学校高学年の子どもを持つ私にとって18時は遅い…。その時間はお風呂タイムです…。せめて17時台後半にして欲しかった…》
《保育園家庭にはありがたいだろうけど、幼稚園家庭には遅すぎる…。うちは幼稚園通ってるから、今の時間がありがたいんだけど…》
《近年では横山だいすけさんの時も、長年ずっと4時台だったから子ども達も戸惑いはあるかも。ターゲットは小学生より幼児だから、夜に近くちょっと遅いような印象もある》
《18時から夕飯準備が当たり前の世の中がどうかなって思う。もう少しみんなが早く帰宅できる世の中になればいいなぁ》

といった賛否の声が多く寄せられている。

テレビの放送時間は、番組と視聴者にとって、大きな要素。つい最近も、人気バラエティー『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)の放送枠が変更になると発表され、物議を醸していた。

「月曜から夜ふかし」の昇格にブーイング

現在の「月曜から夜ふかし」は、毎週月曜23時59分から放送中。『関ジャニ∞』の村上信五とマツコ・デラックスの掛け合いや、斬新な企画が支持されており、深夜帯の放送でありながら、高い視聴率を誇っている。

同番組は4月から放送時間を2時間ほど繰り上げ、タイトルにそぐわない22時からの放送開始となる。

そのため、番組ファンからは

《22時って今どき『夜ふかし』にはならんよね》
《22時スタートだと規制とか入ってつまらなくなるんだろーな》
《深夜枠で面白かった番組って早まった途端つまらなくなるイメージある》
《ディープな内容は放送できないね》
《つまらなくなっちゃいそうだね。あの時間だからギリギリ攻めてて面白いのに》
《早すぎるな、子どもには聞かせられないことも言うから面白かったのに》

といった意見が上がっている。深夜帯からゴールデンに放送枠を移したことで、切れ味がなくなった番組が数あるため、内容が改変されないかどうか不安な人も多い。

「深夜帯のバラエティーがゴールデンに移動し、本来の魅力がなくなってしまうのは、よくあること。例えば最近だと、人気ローカル番組『相席食堂』(ABCテレビ)が何度かゴールデン進出を果たしていますが、評判は散々。ゴールデン用にテコ入れしたことが原因で、本来の面白さが損なわれていました。こういった番組が多くあるだけに、視聴者は放送時間の前倒しに対して批判的なのでしょう。民放とNHKで大きな差はありますが、放送時間の変更が視聴者に与える影響は大きいのです」(芸能ライター)

放送時間を移動する前から、ブーイングが殺到している番組も多い。誰のために放送するのか、その番組の魅力は何なのか、もう一度考えた方がいいのかもしれない。

【あわせて読みたい】