高梨沙羅の謝罪は日本社会のせい? 元プロ野球選手が苦言も「黙ってた方が…」

高梨沙羅 

高梨沙羅 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

元プロ野球選手で、野球解説者のG.G.佐藤が日本国民に苦言を呈した。しかし、その持論にネット上からは呆れ声が噴出している。

G.G.佐藤が言及したのは、北京五輪のジャンプ混合団体で、スーツ規定違反で失格となった高梨沙羅選手についてだ。

高梨選手は競技後にインスタグラムを更新し、《日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした》《謝ってもメダルは返ってくることはなく責任が取れるとも思っておりませんが、今後の私の競技に関しては考える必要があります》とのコメントを発表している。

するとG.G.佐藤は、高梨選手が謝ったのは日本国民のせいだと激怒。自身のツイッターで《高梨選手にあんなこと言わせる社会じゃダメだ》《匿名での誹謗中傷はストレス発散にはなりません。そういう言葉は、言った人の心をどんどん貧しくして、豊かな人生から遠ざけてしまう》と、お説教を繰り出したのだ。

高梨沙羅の想いを無視するG.G.佐藤

しかしネット上を見ると、高梨選手の失格を批判しているようなコメントはほとんど見受けられない。ほとんどが同情の声で、批判があるとしたなら、それはスキージャンプのルールに対しての批判。そのため、G.G.佐藤の言い分にネット上では

《GGは正直黙ってた方が良い。高梨さんの件に関しては日本国民の大部分が謝る必要は無いと考えてると思うし》
《「戦犯」なんて誰かが本当に言ってるの? 高梨さんに対して励ましたいとしか思わないんだけど》
《あまり批判してる声って聞かないけどなぁ。メークしてる時間があるなら、みたいなクソコメも団体の前の話だったと思うし》
《ネットで誹謗中傷していた人なんてあまりいなかったでしょ。「精神的に彼女が大丈夫かな」と心配する声が圧倒的でした》
《ん? そんな言葉目立ちます? 僕もコメント欄いっぱい見ましたが、選手を批判する声は非常に非常に少ない》

といった疑問の声が殺到。さらに、G.G.佐藤には

《本人の口から発することで気持ちにカタを付けることに繋がると思うので、決して不要だとかは思わない》
《いや、本人が謝りたかっただけでしょ。謝罪することによって、本人の気持ちが多少楽になったことを願う》
《高梨沙羅ちゃんは、失格になってしまった事で期待してくれていた仲間や関係者や応援してくれていた人へ向けて謝罪したんであって、そもそもGGさんが言うてる話と本人の意思は違うと思う。言わせたんじゃなくて本人の意思》

など、そもそも謝罪の趣旨が全く違うという指摘も相次いでいる。

「G.G.佐藤は自身が国際舞台で世紀の大エラーをして、日本中から袋叩きにされたことと今回のことを重ねたのでしょう。しかし残念ながら全く違う。ネット上でも《高梨さんとあなたの件はまた別の話です》という声が噴出しています」(芸能記者)

高梨選手も、変に事を荒立てる擁護に困惑していることだろう。

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