元ラグビー日本代表選手の自伝に相次ぐ酷評…レビュー欄が低評価祭りに

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元ラグビーワールドカップ日本代表で、現在は医学部生の福岡堅樹氏が、思わぬ逆風に晒されている。

福岡氏は2019年に開催されたラグビーワールドカップで〝別格だったマグニフィセント・セブン(豪華な7人)〟に選出される大活躍で、チームを歴史的快挙となるベスト8進出に導いた。

その後、公言していた「医師になる」という目標のため、2021年に都内のJ大学医学部を受験して無事合格。現在は医学部1年生として10歳年下の同級生たちと大学生活を送っている。

そんな中、1月31日に発売されたのが、自身の思考法をまとめた初の著書『自分を信じる力』だ。発売直後から大きな話題となり、アマゾンではベストセラー1位を獲得。さぞや高評価と思いきや、なぜかカスタマーレビューには、発売から2週間たった2月14日時点で〝星1つ〟が7割以上を占めている。

「同書は〝トップアスリートはいかにして医学部に合格したのか〟をテーマに、福岡氏の勉強法や、ラグビーで学んだ思考法など、〝自分を信じる力〟の数々が紹介されています。しかしネット上には、大学の合格発表の3カ月も前に合格内定していたというウワサや、ラグビーの試合の真っ最中だったにもかかわらず、合格発表のわずか1時間後に合格体験談が発表されるなど、数々の不自然な点が浮上。福岡氏の著書に対しての疑惑が広がっているようなのです」(スポーツライター)

福岡堅樹氏の医学部合格には諸説が…

実際に書籍のレビュー欄を見てみると、

《医学科は決して秋から1日1時間の勉強を始めて受かるような学科ではないです。筆者にはまず、自分を疑う力を身に付けてほしいです》
《福岡選手のファンでした。フィクション作品として楽しく読ませていただきました》
《ラグビー選手として優秀だったのは言うまでもないが、受験生の感情を逆撫でしないでほしい》
《この本を読むのであれば受験勉強に時間を費やす、あるいはもっと有名な方の啓発本を読む方が良いという結論に達しました》
《自分に実力があると仮定したときのパラレルワールドのお話のようです。これなら暴露本の方が売れると思います》
《スポーツ選手が異次元転生して医大生になった話です。今までのなろう系とは一線を画す作品になっていますので、必見です》

などなど、酷評と言える感想のオンパレードだ。

福岡氏の入学したJ大学にとっては、日本、いや世界中を沸かせた選手が入学すれば、いい宣伝にもなろう。著書そのものに高評価はつかなくとも、すべては福岡氏が晴れて医者になってから判断すべき話かもしれない。

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