『バイキング』転倒待ちの固定カメラに批判「大丈夫ですか?じゃねーよ」

坂上忍 

坂上忍 (C)まいじつ

2月10日から11日にかけて予報された関東地方の大雪を、9日放送の坂上忍MCのワイドショー『バイキングMORE』(フジテレビ系)が報道。視聴者に警戒を呼びかけたのだが、その一部シーンが批判を受けている。

翌日から警報級の大雪が予測されているとあって、番組はさまざまな角度から、これについて特集。

実際にどれほどの影響が出るかを想像しやすいよう、先月6日から7日にかけて都内を直撃した大雪の様子も振り返っていく。

取材キャスターは、路面が凍結した歩道の様子を「カチカチです。つるつるしています」とリポート。足を取られて転倒しそうになる歩行者を映しながら、「表面も水が溶けている部分があるので、氷の上に水ですから、より一層滑りますね」などといったように、緊迫した現場の危機感を伝えていた。

さらにこの後、取材クルーはカメラを少し離れた場所に起き、その路面を定点観測することに。そこで凍結ゆえに滑って転ぶ歩行者が出ると、「大丈夫ですか?」とディレクターが呼びかける映像を電波に乗せた。

「転ぶとこ撮りたいだけ」「テレビって鬼畜」

物議を醸したのはこの映像だ。どうやら視聴者は「転ぶ映像を撮りたかったのでは」と感じたようで、ネット上には

《転ぶとこ撮りたいだけだろ》
《遠巻きに大丈夫ですか? じゃねーよw》
《ここ絶対に人転ぶだろって確信してカメラセットして撮影するの酷すぎだろw》
《滑るところを撮るために何も言わずに転げた後に大丈夫ですかー? ってマジでテレビって鬼畜だな》
《滑りやすいですよって言っとけよ》

など、怒りの声が殺到。まるでハプニングを待つような姿勢に、批判の声が上がったのだ。

「大雪の際の定番取材スポットと言えば、雑司が谷から神田方面に伸びるのぞき坂。ここは下から見ると崖のように見えるほどの急勾配で、その角度はなんと22度。ワールドカップの渋谷のように、『雪と言えばここ』というマスコミ御用達の場所です。しかし裏を返せば、人々が足を取られる様子を、まるで死肉を狙うハイエナのように欲しがっていることに他なりません。いくら雪害を伝えるためとは言え、批判されるのも無理はないでしょうね」(ネットジャーナリスト)

〝炎上〟によって凍結が溶ければ、転倒事故もなくなるのだが…。

【あわせて読みたい】