キングコング“武道館ライブ”が空席祭りに? 超強気のチケット価格に信者も…

西野亮廣 

西野亮廣 (C)まいじつ 

ユーチューバー・カジサックこと梶原雄太と、今やクリエイター・思想家として多くの支持を浴びる西野亮廣からなるお笑いコンビ『キングコング』。2月末に開催される彼らのお笑いライブに、なかなか多くのツッコミどころが見られている。

「最初のツッコミどころは、会場が日本武道館という点。ここは言わずと知れたミュージシャンにとっての聖地であり、『Perfume』や氷川きよし、デビュー前の『SMAP』など、名だたるスターがその地を踏んできました。『ビートルズ』が来日公演した際には、右翼団体が『外国人に神聖な場を使わせるな』と街宣活動が行われたほどです。それをお笑いコンビが使おうというのですから、当時抗議していた人々は草葉の陰で泣いていることでしょう」(音楽カルチャーに詳しい編集者)

とはいえ、そこは登録者230万人を誇る人気ユーチューバーと思想家のコンビ。固定観念にはとらわれず、音楽界の聖地に新しい風を吹き込まんと時代の先端を行っているのだろう。

しかし、高尚な理念はいいが、実態にはかなり厳しいものも…。

超強気な値段設定で空席祭りか?

ライブの日程は2月最後の日である28日。しかし、各種チケットサイトでは未だ〝好評発売中〟であり、開催まであと2週間を切りながら未ださばききれていないのだ。

梶原のYouTube登録者数が230万、有料である西野のオンラインサロンでも会員数約4万がいることを考えれば、武道館の定員1万人など即座に埋まりそうなもの。一体、なぜこんなにもカリスマ性を誇る2人が集客に苦戦しているのか…。

「単純にチケット代が高すぎるんですよ。席によってランクがいくつか分かれているのですが、2種類あるVIP席は2万8千円・2万5千円といずれも超高額。一応、3500円のリーズナブルな席も用意されていますが、こちらはステージ見切れ席でとても観劇には耐えません。いくら2人がカリスマで頭脳明晰なトップランナーだからといって、この価格では濃い信者もなかなか手を出ませんよ」(エンタメサイト記者)

西野プロデュースの映画『えんとつ町のプペル』ではファンがチケット配布に勤しんでいたことが話題になったが、さすがにライブでは券を配るわけにはいかないか…。

【あわせて読みたい】