『DCU』脚本がズタボロすぎ…“歴史的駄作”が日本代表ドラマに

阿部寛 

阿部寛 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

2月13日、阿部寛主演の日曜劇場ドラマ『DCU』(TBS系)の第4話が放送された。脚本がズタボロすぎて話題になっている。

ドラマの舞台となるのは、海上保安庁に新設された「DCU」という水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。従来の海上水域だけでなく、警察の捜査では困難な「危険極まりない日本全国の河川や湖」など、あらゆる水中に潜って隠された証拠を探しだし、隊長の新名正義(阿部)らが〝水中未解決事件〟を解明していく。

「第4話は、DCUメンバー・隆子(中村アン)を殺害した人物をDCUメンバーが捜査する展開でしたが、その犯人はポッと出の新キャラ・法医学教授の真鍋宗雄(角田晃広)という最悪のオチでした。ミステリーの大原則『ノックスの十戒』にある〝犯人は物語の当初に登場していなければならない〟を完全に無視していますね。しかも犯行方法も、現実的に不可能なものでした。なぜこんなガバガバな脚本になっているのか、理解に苦しみます」(芸能記者)

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脚本のヒドさはこれだけではない。瀬能陽生(横浜流星)は、新名が15年前に自分の父を殺した犯人だと思っていて、敵意を剝き出しにしているにもかかわらず、捜査では普通に協力するし、誘われればご飯も2人で一緒に食べる。挙句、新名の結婚式に参加して笑顔で祝福。とても実の父を殺したと疑っている相手にすることではないのだ。

「極めつきは、無理矢理すぎるダイブシーンの挿入。第4話では、追い詰められた真鍋が、海まで全力疾走して、DCUメンバーの目の前で証拠の詰まったスマホを海に投げ捨てるという極上の前振りを披露。すると待ってましたと言わんばかりにDCUメンバーたちが海にダイブして、スマホを拾い上げたのです。視聴者をなめすぎですね。しかもこの強引なダイブシーンは、過去最高に激ショボでしたし、もう何をしたいのかさっぱりです」(同・記者)

『DCU』は海外の制作会社と本格的に協力制作しており、世界に目を向けた作品と宣伝されている。しかしこの駄作が日本の代表となることに、ドラマファンは誰一人賛成していないだろう。

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