梅沢富美男　画／彩賀ゆう　（C）まいじつ　

毒舌だが甘い一面もある国民的ツンデレ爺・梅沢富美男。「てめぇこの野郎…」で人気の彼が、さらに好感度を上昇させている。それは、梅沢がレギュラー状態で出演しているバラエティ『プレバト!!』（TBS系）にまつわるトークが要因のようだ。

梅沢は看板コーナー「俳句の才能査定ランキング」の定番出演者となっており、採点役である「なっちゃん」こと俳人・エッセイストの夏井いつき先生との掛け合いが人気。2月15日、梅沢が『伊集院光とらじおと』（TBSラジオ）に出演したところ、先日「プレバト!!」に出演した伊集院光が、「梅沢さんの上手なちょっかいの掛け方というか、プロレスの仕方というか、アレどうなんですか」と尋ね始めた。

伊集院は「周りを巻き込む役は若手がやってもいいのに、やってくれますよね」と、夏井先生と激しい掛け合いをするのが梅沢である理由を質問。これに梅沢は、「番組始まった時に、ボク俳句なんかやったことないから、夏井先生がパンパンと（辛口な意見を）言う方ですから、敵役みたいになっちゃうかなって映ったんですよ。じゃあ、お芝居と一緒で、俺が敵役をやればいいんじゃねえかなって」「（夏井先生が）口の悪いおばさんみたいになっちゃう」と答える。

女形だけど男らしい！ 梅沢富美男に称賛の嵐

タレントではない夏井氏に対し、真面目な視聴者が矛先を向けることを心配しての配慮だと明かした梅沢。番組を気にしてのバランス感覚を明かすと、その後は、「『俺はあんたより年上なんだし、俺は自信もってやってるから、気に入らなければ〝クソババア〟って言うからね』って。それから始まったんですよね」と掛け合いのきっかけも打ち明けた。

これにネット上には

《梅沢さんホントはメッチャ気の利く優しい人》
《この人の口には出さない優しさが大好き》
《敏感に空気を読みながら素でキャラクターを演じてる。面白いおじさん》
《この2人の掛け合いがあってこそのプレバトだなって思う 多少口は悪いが見ていて面白い》
《あぁ…すごく優しいよ、富美男》

などといった称賛がズラリ。何ともベテランらしい気の配り方、敢えて憎まれ役を買う心意気に、人々は胸打たれたようだ。

梅沢いわく、SNSでは「プレバト!!」内での態度に対し、「この老害」「クソジジイ死ね」といった心無い言葉が上がることもあるそう。だがこれも「ありがとうございますですよ。よくぞ言ってくれました。だけどそれを演じている訳だから、それをみんな感じてくれないと」と余裕で流す辺り、やはり梅沢は〝真の漢〟と言わざるを得ない。