『サマソニ』のターゲットは高齢層? 出演者が「おっさんホイホイ」だと話題

(C)Merla / Shutterstock 

新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていた『SUMMER SONIC』、通称〝サマソニ〟が、3年ぶりに開催決定。出演アーティストの第一弾も発表されたが、そのラインナップが「おっさんホイホイ」だと話題を呼んでいるようだ。

「SUMMER SONIC 2022」の公式サイトは2月15日、ヘッドライナーを含む25組のアーティストを一挙に発表。ヘッドライナーにはイギリスのロックバンド『THE 1975』とアメリカ出身のラッパー・POST MALONEが選ばれた。また代表曲『コール・ミー・ベイビー』でお馴染みのCARLY RAE JEPSENや日本を代表するバンド『ONE OK ROCK』など、若者に人気の高いアーティストの出演も決まっている。

そして注目すべきは伝説的ロックバンド『THE LIBERTINES』や、パンク界のカリスマ『THE OFFSPRING』、スコットランドのベテランバンド『PRIMAL SCREAM』といった80年代後期から00年代に活躍したグループの参戦。他にも90年代のUKロックの代表格『KULA SHAKER』、ミクスチャー音楽の先駆者『FISHBONE』といった伝説レベルのバンドが名を連ねていた。

古のバンドたちにおじさん歓喜!?

非常に豪華な面々であることは間違いないが、ラインナップに違和感を覚える音楽ファンも少なくはないようだ。明らかに30代後半から40代を狙った出演者ばかりだったため、ネット上では、

《サマソニのラインナップ、おっさんホイホイやないか!》
《フェス高齢化問題を感じなくもない》
《おっさんホイホイで最高にサマソニ》
《ロックフェスはおっさんのモノなんだなって感じがする》
《今年のサマソニはおっさんホイホイで草》
《サマソニはおっさん歓喜ラインナップですね。話題性のある大物から発表するとファンの年齢層が高くなるのはしょうがないけど…》

などの反響が続出している。

「イタリアの新星『MANESKIN』や、アイルランドのバンド『INHALER』といった未来を担う若手バンドも参加していますが、確かに高齢層をターゲットにしたラインナップであることは否めません。しかし現代の若者の間では、Adoや『YOASOBI』などのポップミュージシャン、『Official髭男dism』や『King Gnu』あたりのバンドしか話題にならない状況。そのため海外のロックバンドの曲など聞くはずもなく、若者をターゲットにしても集客が見込めません。半ば必然のラインナップと言えるのではないでしょうか」(芸能ライター)

もはや邦ロック以外のフェスは、高齢化に歯止めが効かない模様。このまま日本の音楽文化は衰退していってしまうのだろうか…。

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