『ドクターホワイト』狂犬病に新事実? 100%助からない病気のはずが…

浜辺美波 

浜辺美波 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

2月14日、俳優・浜辺美波主演のドラマ『ドクターホワイト』(フジテレビ系)の第5話が放送された。現実には治療不可能と言われている病気の治療に挑み、ネット上では驚きの声が上がっている。

医療ジャーナリストの狩岡将貴(柄本佑)はある朝、日課のランニング中に、公園で倒れている女性(浜辺)を見つける。

医療関係以外のほとんどの記憶を失っているその女性は「白夜」と名乗り、驚異的な医学知識を駆使して現役医師の誤診を正していく…というストーリーだ。

第5話では、最新のAI診断システムと、白夜ら属する総合診断協議チーム(CDT)が、診断対決をすることに。その対象となったのはグラビアモデルの日比谷カンナ(水崎綾女)。撮影中に突如錯乱状態に陥って失神し、病院でもやたらと取り乱す彼女。AIは薬物中毒による禁断症状という答えを導き出したが、白夜はカンナが狂犬病だと断定した。

「狂犬病は発症したら100%助からないって言われてる病気」と言われ、カンナは死を覚悟するが、白夜は「100%ではありません」と、2004年にアメリカでコウモリに噛まれて狂犬病を発症した15歳の少女が助かったケースを説明する。「狂犬病ウイルスは脳の指令系統に侵入し、脳を操り、生命活動を阻害し、死に至らしめると考えられています。そこで麻酔剤を用いて患者を1週間深く昏睡させ、抗ウイルス剤を投与する。そうすることでウイルスは脳を操れなくなり患者自身の免疫によって駆逐される」とのことだ。

「狂犬病あっても治るんだと思わないこと」

大きなリスクを伴う治療法だが、見事にカンナは狂犬病から回復。このエピソードにネット上では

《狂犬病って治る可能性もあるのか。ドラマ内の話だけど、流石に創作ではないよなー》
《狂犬病って治せるんだ、初めて知った。とにかく治って良かった》
《はえ~狂犬病って治せるンゴねぇ~》
《狂犬病って治るのか!!??》
《みんなドラマよりも狂犬病の治療について調べることに真剣になってるの面白い》

といった驚きの声が殺到。しかし一方、獣医師がツイッターで《狂犬病を題材するのはいいけど間違った知識を植え付けるのは良くないよ…たとえドラマでも》《狂犬病発症したらほとんど100%死亡する。感染経路の99%以上が犬からの感染》《杞憂すぎるけどドラマ見て狂犬病あっても治るんだと思わないこと》と注意喚起をしている。

ドラマ内でも、治療法が成功したのは奇跡とされていたので、やはり〝発症したら100%助からない〟と思っている方が良さそうだ。

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