「170センチ以下の男は人権ない」プロゲーマーの暴言であわや不買運動に…

(C)Dean Drobot / Shutterstock 

eスポーツチーム『CYCLOPS athlete gaming』所属の日本人2人目となる女性プロゲーマー・たぬかなが、ライブ配信で〝身長が170センチない男性は人権がない〟といった発言を繰り出し、案の定ネット上で大炎上している。

たぬかなは生配信で、「165はダメですね。170センチない方は俺って人権ないんだと思いながら生きていって下さい」「骨延長手術を検討してください」などと発言。視聴者から異論が上がると、「言うよ。ちっちゃい男に人権なんかあるわけないだろ。おまえ、調子のんな! こっちはチビにはキツいんだよ!」などと吐き捨てた。

この発言に、視聴者が大激怒。ネット上では

《この人、レッドブルがスポンサーについてるよね。スポンサーが無くなる危機感持ってないのかな》
《人を馬鹿にしすぎ。これから買うのはレットブルからモンスターエナジーにします》
《こいつが所属してる限り今後レッドブル買わない》
《このご時世、ちょっとした発言で炎上を招くのに何も考えてないな。あなたに軽々しく人権を語れる権利はない》
《身体的差別発言は人としてあり得ないと思います。ニュース見て、とても嫌な気持ちになりました。影響力のある人なんですから責任ある発言をしてほしいです》
《自分、170センチ身長無いからレッドブルは金輪際買わないし、一生世話になることは無い。身の回りの友だちにアレ飲んでると人権とか軽々しく言うバカになるよって教えてあげることにする》
《167だから人権ないな。あー生きてる意味ないわー。人権ないから生きて意味ねーわー。レッドブルがスポンサー付いてるんだっけ? あーもうレッドブル2度と飲まねぇわ》

など、大ブーイングが起きている。

謝罪の軽さがさらなる炎上へ…

たぬかなは騒動を受け2月15日、自身のツイッターを更新。《配信の内容をヘイトスピーチだと指摘されました。そういう意図ではありませんでしたが、不快に思われた方が多いようなので撤回します、すみませんでした。高身長が好きって言いたいだけでした…いつもの配信の身内ノリで言葉が悪くなっちゃいました、ごめんなさい~…》と謝罪したが、どことなく軽い口調が炎上にさらなる油を注ぐことになった(現在は削除済み)。

「動画を見ると、とても有名企業がスポンサーについているプロとは思えないくちぶりでしたね。たぬかなは過去に、女性ゲーマーというだけで女性蔑視や誹謗中傷を受けたことを明かしており、『顔を出すと、信じられないくらいブスと言われる』『芸能人の女性とゲーマーが並んでいるだけで、「公開処刑」なんて言われる』『実力があってもなくても関係ない。軽い気持ちで言ってしまえる雰囲気がネット上で作り上げられているんです』などと訴えています。たぬかなの言うことはもっともですが、一方で、自ら低身長の男性を非難しているのですから、説得力もなにもあったもんじゃありません」(ゲームライター)

この騒動を受けて16日夜、たぬかなのスポンサーだったレッドブル社が公式サイトからたぬかなのプロフィールを削除。17日には「CYCLOPS athlete gaming」を運営するブロードメディアeスポーツが、たぬかなとの契約解除を発表した。たぬかなも前述の謝罪文を削除し、改めてツイッターにて謝罪している。

近年、急速に盛り上がりを見せるeスポーツ。今回の心無い発言が、今後のeスポーツ界に支障をきたさなければいいのだが…。

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