女性プロゲーマー・たぬかなの〝不適切発言〟問題が、思わぬところに波及している。今度は同じプロゲーミングチーム『CYCLOPS athlete gaming』に所属する男性メンバー・Kbaton(コバトン)がSNS上で〝差別用語〟を連発していたことが発覚。チームを運営する『ブロードメディアeスポーツ』は2月18日、同日をもってKbatonとの選手契約を解除したと公式ツイッターで発表した。
「たぬかなは生配信で『170センチない男は人権がない』と発言したことをきっかけに炎上。その後、たぬかなと『CYCLOPS athlete gaming』は謝罪し、同社は彼女との契約解除を発表しました。そしてこの件が、チームのマネージャーを務めていたKbatonに波及。ツイッター上で口にするのもはばかられるような差別用語や誹謗中傷を繰り返していたことが発覚したのです。投稿当初は見過ごされていましたが、たぬかなの『170センチない男は人権がない』発言をきっかけに、ネット民が発言を発掘。『ブロードメディアeスポーツ』は、これを受けて即座に選手契約を解除しましたが、現在までその理由を明らかにしていません」(ゲームライター)
当社は2022年2月18日をもちまして「CYCLOPS athlete gaming」に所属する「Kbaton」選手との選手契約を解除いたしました。
ブロードメディアeスポーツ株式会社
— CYCLOPS athlete gaming (@CYCLOPS_OSAKA) February 18, 2022
Kbatonはたぬかなの騒動に対し、自身のツイッターで《こんな大事になるとは思わんかったわw インターネット怖すぎ》《俺の所属チームで草》などと、まるで他人事のように呟いていた。また過去には、《Twitterでリアル崩壊する奴はツイートする前にヤバいか判断できない○○》(伏字は編集部)と発言していたことも発覚している。
不祥事を管理できていない運営にも責任が…
相次ぐ選手の不祥事にネット上では、
《たぬかなに続いて芋づる式でコバトンも掘り起こされてて草。この人も相当やばいな…》
《素早い判断は評価できるが、そもそもきちんと最初から身体検査すればいいのに。いくらゲームが強くても人間性に問題があるヤツはダメでしょ》
《大処分セールきたー。他にも問題発言してるヤツいそうだね》
《Kbatonツイッターで暴言吐きまくってたからね。流石にたぬかなさんだけクビで彼が残るわけにはいかないでしょう。迅速で良い判断だったと思う》
など、さまざまな意見が寄せられている。しかし一方、運営会社の管理体制に対しては
《運営会社も今まで放置してという事は了承していたという事ですよね。もうチーム解散した方がいいのでは》
《今まで彼女の言動を注意してこなかったチームだから周りもそんな人しかいないんだろうとは思ってたけどやっぱりそうですよね》
《組織として全くリスク管理ができてないな》
《契約者がこんなんばっかりじゃスポンサーも大変だな》
などといった厳しい声も上がっている。
運営会社の管理体制を今一度見直す段階にきているようだ。