サンフレッチェ広島が望む旧市民球場跡地に新スタジアム建設の「条件」

広州恒大の年間予算は、日本円で100億円超とされ、対するサンフレッチェは30億円前後とみられる。うち6億3000万円が選手総年俸だという。

6億円で思い出されるのが、“カープの漢気”黒田博樹(40)の来季年俸である。サンフレッチェが束になって掛かっても、黒田一人分というわけだ。だからこそ、「サンフレッチェは頑張った」と称賛されるわけだが、広島県(行政)のサポートという面では、この黒田との比較は的を射ている。

「サンフレッチェの本拠地の『エディオンスタジアム広島』は市街地から遠く、老朽化も顕著。新スタジアムの建設計画こそあるものの、10年以上も停滞したままです」(スポーツ紙記者)

また、サンフレッチェは毎年のように主力選手を他クラブに引き抜かれている。この点はカープと似ている。その“清貧”の先輩だったカープが大金を投じるようになったきっかけは、2009年に開場したマツダスタジアムへの移転だとされている。

新球場効果で一気に観客も増え、いまでは“カープ女子”ブームも定着し、関東圏の巨人、ヤクルト、横浜DeNA主催ゲームも三塁側の“赤い応援団”から埋まっている。

「広島県民のサンフレッチェを盛り上げていこうという気運が高まっていけば、新スタジアムの建設計画も前に進むんですが…」(地元関係者)