金ロー『キミセカ』特別編が相変わらずの低クオリティー「全体的に安っぽい」

竹内涼真 

竹内涼真 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

2月25日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、竹内涼真が主演を務める人気ドラマシリーズ『君と世界が終わる日に』の特別編が放送された。しかし、相変わらずの低クオリティーだったようで、視聴者から賛否の声が上がっている。

同作は〝ゴーレム〟と呼ばれるゾンビに支配された終末世界で、元自動車整備工の間宮響(竹内)が、ウイルスに感染して彼の元を去った恋人・来美(中条あやみ)を救うべく奮闘する姿を描いたパニック作品。シーズン1、シーズン2に続く今回の特別編では、来美を救うための治療薬があるという病院を舞台に、響や生存者たちが織りなす極限状態のサバイバルが描かれていく。

「『キミセカ』の愛称で知られる同作は、過去に〝Hulu商法〟で怒りを買ったドラマ。日本テレビと『Hulu』が共同制作した作品で、シーズン1を地上波で放送し、シーズン2をHuluオリジナルとして配信しました。しかし、この商法が炎上を招き、《この続きはHuluでってのが許せない》といった批判が。ちなみに今回の特別編放送後にシーズン3が『Hulu』で配信スタートしました」(芸能ライター)

特別編も相変わらずのクオリティー!?

今回の特別編は、ゾンビに支配された世界という世界観は変わらないものの、初見の視聴者には今までの展開が一切説明されないままストーリーが展開されていった。また病院が舞台のためか、妊婦がゾンビに襲われて逃げてお腹から転んでしまうというシーンなどがあり、これも物議を醸している。ネット上では、

《ゾンビ作品なめすぎなのでは?》
《初めて見たけど、知らない情報を知ってるかのように流れてきて混乱》
《妊婦を全力疾走させて、お腹から転ばせてるけど大丈夫なの…?》
《妊婦全力疾走からの転倒は、さすがに怖くて震えてる》
《なんかB級映画を観てるみたい。コレじゃない感が凄くてすぐに観る気失せ、役者の演技含めて全体的に安っぽい感じで緊迫感が全然ない》
《あまりのつまらなさにテレビ消した。あまりのちゃちさに泣いている。なんだよゴーレムって》

など、厳しい批判ばかりが目立っていた。

「同作を真面目に批判している視聴者も多いですが、以前のテレビ放送時からツッコミどころ満載だったため、〝実況向けドラマ〟としてSNSやネット掲示板で人気を博してきました。今回の特別編にも《このドラマ「おいおい!」ってツッコミながら見るのに丁度いいよね。実況向きで好き》《突っ込み所多いから実況したの本当面白かった。実況なかったら観てないと思う》といった声が続出し、ある意味で好評を博しています。しかし、Hulu版が話題になっていないことを考えると、お金を払ってまで見る作品というワケではなさそうです」(同ライター)

Hulu版は利用者が一斉に視聴するわけではなく、実況に向きではないため話題にならないのだろう。作品の本質を理解してほしいものだが…。

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