犯罪を美談に…『となりのチカラ』に大ブーイング「納得できない」「怖いわ」

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

3月3日、『嵐』松本潤主演の連続ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)の第5話が放送された。作中で美談のようにされた話が「気持ち悪すぎる」と大ブーイングを浴びている。

同作の主人公は、中越チカラ(松本)。彼は妻の灯(上戸彩)、娘の愛理(鎌田英怜奈)、息子の高太郎(大平洋介)と一緒に、東京の郊外に建つマンションに引っ越してきた。

優柔不断で困っている人を放っておけない性格の夫と、テキパキしっかり者の妻に、ちょっぴり大人びた姉と無邪気な弟。そんな一家がやってきたマンションには、とても個性豊かな住人たちが暮らしていた…というストーリーだ。

第5話は、601号室の上条(清水尋也)が〝連続幼児殺人事件の容疑者・少年A〟ではないかという話。管理人の星譲(浅野和之)はチカラにそのウワサを流し、さらにSNSでも話題になっていると説明する。

チカラはそれとなく上条に過去のことについて聞くと、上条は少年院に入っていたことを明かした。これで確信を持った星譲はヒートアップ。上条の勤め先に電話をして上条を退職に追い込んだほか、上条のゴミを漁るなどして決定的な証拠を探し、ついには上条に殴りかかる。実は星譲は、少年Aに息子を殺された被害者だったのだ。

管理人のストーカー・犯罪におとがめなし

しかし上条と少年Aは別人であると判明。上条が少年院に入っていたのは、学生時代にいじめっ子に抵抗した際、事故でいじめっ子を殺してしまったため。上条もまた、心に傷を負っている被害者だったのだ。

その後、星譲はSNSでウワサを流したのも自分だと白状し、責任をとって管理人の仕事を辞めることに。だがこれをチカラが引き留める。星譲の管理日報には、マンション住人を見て気づいた些細なことがすべて記録されていたため、「これからも僕たちのこと見守ってほしい」と訴えたのだ。

こうして事件は一件落着したのだが、視聴者は星譲の行動にドン引き。勘違いでの上条への嫌がらせや、管理日報がストーカー的だとして

《こんなメモられてたら逆に怖いわ》
《なに、この展開。住人の日記つけてるとか怖いし》
《正直こんなに管理人に監視されノートに綴られいたら怖くて仕方がない》
《普通に犯罪者は警察に突き出して終わらないとモヤモヤする》
《何か美談になって終わったけど、怖い怖い。確証もないのに勘違いで襲いかかる管理人さん怖いし、そもそも誤解招くようなことペラペラしゃべるチカラも怖いよ…納得できない。ひどい話すぎる》
《ええーいい話風にまとめるのー…》

といった批判の声があがっている。

この脚本で、何を伝えたかったのだろうか…。

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