ユニクロの“ウクライナ支援”に疑問の声「先にやることあるだろ」

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昨年4月に発覚したウイグル問題にはじまり、サイレント値上げ、トレス疑惑絵師・古塔つみ氏の起用などで、不買運動にも発展しているファストブランドの『ユニクロ』。そんな「ユニクロ」がウクライナへ支援を行なったのだが、消費者からは冷ややかな声が相次いでいる。

3月4日に「ユニクロ」は、ロシアから侵攻を受けているウクライナへの支援として、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に約11.5億円と毛布・ヒートテックなど20万点を提供すると発表した。

「ユニクロ」は2006年からUNHCRと連携。グローバル企業として世界中で増え続ける難民問題を深刻に受け止めており、これまで意欲的に支援をしてきた。今回のUNHCRへの支援もその一環だろう。

ユニクロの対応に疑問の声が…

紛争や迫害から逃れ、故郷を追われた難民の支援を行っている「ユニクロ」だが、ウイグル問題に関しては黙殺。これにネット上では、

《ユニクロがウクライナ避難民支援はいいとして、君の会社のウイグル問題はどうなったんだよと思ってしまうわけで…》
《ウイグル自治区の人たちも助けてあげて》
《ユニクロはウクライナより先にやることがあるだろ》
《積極的にウクライナを支援してウイグルの件を忘れてもらう狙いですかね》
《ウイグル人を安く働かせて作った綿で儲けて、それをウクライナに? ウイグル人も助けてあげてくださいよ》
《ウイグル人に作らせた服をウクライナ人に着せて正義ぶるユニクロに吐き気すら覚えるわ。人道支援とか笑わせないで》

といった批判の声が続出。「ユニクロ」の対応に疑問を抱いている人が多いようだ。

ちなみに「ユニクロ」は、世界中の企業がロシア国内でのサービス停止を発表している中、「今後については、状況を見て判断していく」とコメント。現時点でこれまでと変わることなくロシア国内での事業を継続している。こういった「ユニクロ」の対応を見ると、難民問題以外は重く受け止めていないのかもしれない。

難民問題解決のために、寄付や支援を積極的に行っている「ユニクロ」。その優しさを少しでもウイグル自治区にも向けてほしいものだ…。

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