ロシア人タレントを悪者に!?『サンジャポ』切り抜き編集に怒り「ありえない」

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ロシア生まれのタレントでコラムニストの小原ブラスが、3月6日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演。ウクライナへの人道支援について言及したが、ネット上で大ブーイングが起きていた。しかし、小原自身が発言について否定し、番組に批判の声が集まっている。

VTRで出演した小原は、ロシア軍のウクライナ侵攻について、「僕はもちろんロシアの侵攻に反対をしているし、1秒でも早くやめてほしいと思います。ウクライナ軍が頑張って戦ってロシア軍を追い出せと言いたい」と主張。さらに、ウクライナ支援のために寄付金が集まっていることについて、「でも、それが結局、武器や戦闘に使われるんだということを考えたら、いかなる場合であっても命がなくならないってことがまず大事だと思ってる」と、複雑な心境を吐露した。

小原の〝募金が武器の供与に繋がる可能性がある〟とも取れる発言に、

《戦費に使われるからと日本からの募金にケチつけるのは筋違い》
《出演者が「募金が武器に使われる」などと発言し、腹が立った》
《かなり残念な意見。ではロシアに攻撃された建物やインフラ整備の資金はどこから? 家を破壊され、避難民になった人たちの戻る場所はどうやって? 寄付=戦闘資金って、ロシア的考えなの?》
《募金する事は悪だろうか? ウクライナに募金して頑張れ!と応援する事を「直接戦争に加担する事になる」と考えてNOだとする人がいるが、個人的にはそうじゃないと思う》
《募金が戦争に加担? 無条件降伏しろということか? ウクライナ人の気持ちを踏みにじるなよ》

など、視聴者から非難の声が殺到していた。

『サンジャポ』の偏向報道に怒りの声

しかし、小原は同日にツイッターを更新し、《ちょっとテレビでのコメントの切り抜き方が違う…》《僕はウクライナ義援金を寄付をすることを批判してる訳ではなく、どこに寄付するかとかどう使われるのか考えてするべきだと言ってたし、僕自身は覚悟をもってウクライナ赤十字に寄付しているとも言ったのに、寄付を批判したように編集されてる…》と番組に苦言を呈した。

小原はその後、《やっぱり生放送の番組の方が言いたいことが言えます》とツイートし、ABEMAで生放送された番組を紹介している。同番組の編集に、違和感を抱く視聴者も多く、ネット上には

《編集に悪意を感じた。戦争に関連したSNSにおける情報操作に気をつけろ。みたいな内容やってたけど、テレビこそ情報操作してるじゃんね。ホント信用できない》
《サンジャポ最低だな。あんな一瞬だけしか映さず、コメントも途中で切られてた。どんな編集の仕方してるんだ…》
《彼自身はもう祖国の地を踏めないくらいに頑張って発信してるのに。そういう人を傷つける行為はありえない》
《田村議員の件も途中までの切り取りだし、サンジャポの取材の薄さにガッカリだよ》
《こういう印象操作ってテレビ業界では日常茶飯事なんだろうね。もうサンジャポ見るのやめる》
《編集がおかしいとわかってました。ブラスくんを知ってるから。でも、知らない人が見ていたらと思うと、テレビって怖いですね。切り取り方で真逆の言い分にされかねない》

といった「サンジャポ」への非難の声が殺到している。

番組的に盛り上がればなんでもありの、いかにも「サンジャポ」らしい放送内容だった。しかし、ことが戦争だけに、小原だけでなく視聴者もかなりドン引きしたようだ。

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