25年目でベテラン芸人がクビに…『旅サラダ』非情な決断のウラ事情

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3月5日放送の『朝だ! 生です旅サラダ』(テレビ朝日系)で、番組中継リポーターを務めるラッシャー板前が、今月いっぱいで卒業すると発表された。

その衝撃発表はあまりにも突然だった。番組MCの神田正輝は、いつものように「ラッシャーさん、今日はどこでしょう?」とオープニングで中継をつなぐ。

これにアシスタントの向井亜紀が「呼んでみましょうか。ラッシャーさーん!」と呼びかけると、ラッシャーは「はーい! 今日は四国のド真ん中、高知県の土佐町にお邪魔しています」と元気よく挨拶するのだった。

その進行はいたって普段どおりで、とてもこの後に悲報が待っているとは思えない。しかし、ラッシャーが地元のアクティビティ『カナディアンカヌー』を紹介し、自ら挑戦して番組が進んでいくと、中盤で神田が突然「ここで大切なお知らせです。とても寂しいのですが、今まで番組の生中継を務めてきましたラッシャーさんが、この3月いっぱいで卒業するということになりました」と告げたのだ。

なぜラッシャーがクビに…?

視聴者が言葉を失う中、ラッシャーは「1997年4月から25年間旅サラダの中継を担当してきました。全国各地から1000回以上中継をさせていただきました。中継に協力いただいた皆さま、そして系列局の皆さま、本当にありがとうございました」と、四半世紀にも及んだ出演に感謝を述べる。そして、「あと3回、生中継があります。全力投球で頑張りますのでよろしくお願いします!」と、残りも全力であたることを誓ったのだった。

それにしても、四半世紀も番組を支えた名物キャラがなぜ卒業に…。そこには、不況にあえぐテレビ局の懐事情と、師匠であるビートたけしが関係しているようだ。

「ラッシャーは芸能人としての一般人気はほぼ皆無、インスタグラムのフォロワーも700人以下で、リアルにファン0人疑惑の芸人。長年起用していたのも、たけし軍団という後ろ盾があったからに過ぎません。しかし、たけしは『情報7days ニュースキャスター』(TBS系)を今月いっぱいで降板するなど、露出をセーブしつつあります。ラッシャーは自らの実力で番組にアピールを続けなければいけませんでしたが、ギャラとの折り合いがつかなかったのかもしれません。その枠を若手に譲るためにも、番組側としては苦渋の決断だったのかもしれません」(業界事情通)

25年も番組に尽くしたのに、突然の卒業発表とは悲しいものだ…。

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