「ウルトラマン」のデザインは当時どれほど斬新だったのか

1966年にテレビで『ウルトラマン』が初登場したとき、芸術家の成田亨による宇宙人やウルトラマンのデザインがあまりに先鋭的過ぎたため、当時の子供向け雑誌や絵本などで仕事をしていた絵師たちは、その顔の構造が全く理解できなかったようだ。

わたしたちは見慣れているからすぐに“ウルトラマン”として認識できるが、当時、初めてこの姿を見た人はかなり当惑したという。無理もない。目には白目も黒目もなく、眉毛もない。耳や口は異様な形をしていて、鼻はなく顔の中央に筋状の突起が通っているだけという奇抜さなのだ。

この任天堂のトランプの広告に登場したウルトラマンをご覧いただきたい。

『週刊少年サンデー』(小学館/1966年10月30日号より)

顔の構造が全く理解されておらず、頭部中央を走る突起も、まるで髪の毛のような表現になっている。

しかも、このウルトラマンには爪まであるのだ。

宇宙人だって爪がなければ困るだろう、という絵師のありがたい配慮によるものだろう。

初期のウルトラマンの顔の素材はゴムだったので、デザイナーが意図しないシワが顔に出てしまい、それがいろいろな解釈をされて、多種多様な表情のウルトラマンが描かれるようになってしまった。

また、ウルトラマンの口は閉じたままなのだが、しゃべるときには口が開くだろうという解釈で描かれたウルトラマンも多い。

これほどいろいろな描かれ方をしたヒーローはほかにないだろう。それぞれの絵師が“オレ流ウルトラマン”を競いあって描いていた、実にのどかな時代であった。

 

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