平沢進“ネオナチ”発言で大炎上! ファンも落胆「これは無い」「ただの陰謀論」

(C)Korot Yurii / Shutterstock

3月7日、ミュージシャンの平沢進が自身のツイッターを更新。ウクライナとロシアの情勢について、持論を述べた。しかし、ファンからも落胆の声が相次ぎ、炎上騒ぎに発展している。

問題になっているのは、平沢が7日に投稿したツイート。

平沢は、主語は言わず《人の善意を前提とするものの全てが適切だとは限らないという視点は時に人と自分を守る。それが本当に必要なものなのか自分で調べてみるがいい。貴方がずっと信じて来た年月と同じ年月をかけて調べろとは言わない。もっと短くてよい》と綴った。そして最後には《一方ネオナチにせっせと募金するグロテスクな善意たち》と批判的に締めくくっている。

このツイートに対して、SNS上では批判の声が殺到しており、

《誰か平沢進を黙らせろ。逆張りおじさんどころかただの痛い陰謀論老人になってるやんけ》
《高校生の時からファンだったんだけど、今回は流石に擁護できないというか無理ですね…。陰謀論大好きなのは昔からだけど、前はもっと弱者に寄り添ってたじゃん》
《平沢進は好きだけど、やっぱこれは無いわ。作品と作者は切り離した方が良いとはよく言われるけど、キツすぎ》
《陰謀論堕ちというか、よりによってウクライナをネオナチ呼ばわりするというトンデモ野郎だな。陰謀論者たちが歓喜し、ファンも咎めるどころか理解を示そうとしててただの地獄》
《平沢進は独特な世界観や語り口だから陰謀論のように見えてるんじゃなくて、ファンが悲しくなるくらいちゃんと有り物の陰謀論にハマってるよ》
《別に陰謀論が好きなら好きでそれはそれでよかったんだけどね、最低限のモラルは持っていてほしかったよね。平沢進さんさようなら》

などといった辛辣なコメントが相次いでいる。

一方の意見を陰謀論と決め付けていいのか?

ただ一方で、擁護の声も上がっており、ネット上には、

《平沢進のファンなんでガッカリはしなかったです。音楽と人間性をかっちりリンクさせてくれるから、なんなら好きですよ?》
《戦争を『どっちが始めたか』なんて捏造の範囲内ですよ。見れるものしか見れない人は平沢の何に惹かれたのか思い出してみたらどうかな》
《この発言は平沢進を盲信していることによって起こる齟齬であり、平沢進が嫌う人種と考える》
《平沢進の音楽が好きだという人間が、ツイートと見え透いた考え方に共感できないというだけでファンをやめると言うというのは、本当に平沢進の音楽が好きだったのかに疑問を感じる。音楽が好きなのか、平沢進が好きなのか。それとも、平沢進の音楽を聴くだけではファンではないのか?》

などの意見も散見され、論争が勃発している。

「日本において、影響力がある人の思想強めな発言はほぼ100%炎上します。SNS上には、誰かれ構わず自分の思想に反する意見に突っ掛かる人も少なくありません。それこそが戦争に繋がっていることを理解していない人が多すぎるということですね。しかし一方で、平沢がツイッターに向いていないことも明らか。ただ、そこも分かった上で発言しているのではないでしょうか」(芸能ライター)

勝てば官軍、負ければ賊軍。明日には自分の信じていた思想が一変することもあるだろう。思考を止めず、考え続けていきたいものだ。

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