『今くら』最終回に酷評! 深夜番組のゴールデン進出はナゼ失敗するのか?

後藤輝基 

後藤輝基 (C)まいじつ

2012年7月からスタートし、10年という長きにわたって愛され続けたバラエティー番組『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)が、3月16日の放送をもって最終回を迎えた。しかし、歴史に幕を閉じる最終回とは思えない簡素な内容に、視聴者からブーイングが殺到している。

最終回はスペシャル放送ではなく、一時間という通常の枠に。番組では「今くら的 女子の流行10年史」と題し、放送期間と同じ10年間の〝女子の流行〟を番組の歴史と共に振り返っていった。また、ゲストにはトレンドに詳しいタレント・若槻千夏や重盛さと美、美容マニアの『Kis-My-Ft2』千賀健永を招き、通常回のような雰囲気で番組が進行されていく。

そして迎えた番組終盤、MCの『フットボールアワー』後藤輝基から「10年間、この番組やらせていただきましたが、今回で最終回と」とあいさつが。続けて「来て頂いたすべてのゲストの皆さん、そして見て頂いた視聴者の皆さん、本当にどうもありがとうございました。また逢う日までさようなら!」と感謝の気持ちが述べられ、他のMC陣の挨拶は無いままアッサリと番組は終了した。

『今くら』の番組終了は必然?

あまりにもアッサリとした番組の終幕に、視聴者も騒然。しかも企画内容は流行をテーマにし、最新の韓国トレンドばかりを放送していた。もちろん企画自体も、番組ファンには刺さらなかったようで、

《つまらない最終回だったな》
《今くら、最終回でも絶望的につまらない》
《地獄の最終回だったね…。昔は面白かったのに、やたら韓流系やモデルばかり登場は面白くない》
《最終回が一番つまらないってどういうことですか。最終回は最新トレンドとか不要でした》
《通常回であっさり終わらせるのも今くらっぽいけど、やっぱり深夜帯で放送していた頃が一番面白かった。しかも最終回のほとんどが韓国ファッションとアーティストでまとめられていたのが本当に残念》

などの酷評で溢れかえっている。

「深夜放送時代は人気番組だった『今くら』ですが、ゴールデン進出と共に人気はガタ落ち。そもそもゴールデン進出と共につまらなくなる番組は多く、『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)も企画が変わってつまらなくなったと言われています。他にも、ローカル番組『相席食堂』(朝日放送テレビ)、『スクール革命!』(日本テレビ系)などもゴールデン放送時にはブーイングが殺到していました。やはりゴールデンは視聴者層の幅が広がり、深夜番組のような攻めた姿勢が取れないのが原因でしょう。人気の深夜番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)も、今年4月からゴールデン進出ですが、他番組のように不評が上がらないことを願うばかりですね…」(芸能ライター)

もはやゴールデン進出に伴う番組の低レベル化は、止めることができないのかもしれない。

【あわせて読みたい】