好視聴率スタート「陸王」でも予定調和は食傷気味?

takagix / PIXTA(ピクスタ)

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10月15日から連続ドラマ『陸王』(TBS系)が始まり、初回は2時間スペシャルで放送された。原作は作家の池井戸潤氏の同名小説で、経営危機にある老舗足袋屋『こはぜ屋』が倒産の危機を乗り越え、ランニングシューズを開発するというストーリー。役所広司が15年ぶりに連続ドラマ主演を快諾したことも話題を呼んでいる。

平均視聴率がひと桁台ということも珍しくない昨今の連続ドラマだが、初回平均視聴率は14.7%で、まずは順調な滑り出しを見せた。

だが、ドラマを見た視聴者からは「下町ロケットに似ている」、「また、あの大げさな演出が繰り返されるのか」と、早くも“既視感”を指摘する意見が広がっている。

「池井戸氏の小説のドラマ化は今回で4回目です。脚本が谷津弘幸氏で、チーフ演出は福澤克雄氏のコンビもいままでと同じ。ピンチに陥った企業が復活再生するというストーリーもパターン化しており、さすがに過去の成功を追い過ぎとの意見も出ています。初回放送はTBSが事前にかなり番組宣伝していたこともあり、まずまずの出だしでしたが、『半沢直樹』のように回を追う毎に視聴率がアップしていくことは難しいでしょう。『下町ロケット』の平均視聴率18.5%を超えるのも厳しいのではないでしょうか」(テレビ雑誌記者)

 

先の展開がすでに判明しているドラマ

下町ロケットは2015年の年間視聴率のトップを獲得しており、TBSとしては大成功と言っていいドラマだったが、“平成の民放ドラマ1位”に輝いた『半沢直樹』には遠く及ばなかった。今回の『陸王』もそこまでの成績は期待されてはいないだろうが、手堅く視聴率を稼げるという局の思惑が垣間見える。そこに“本当に面白いドラマを見たい”という視聴者の希望がかなえられているとは言い難い。

「陸王では話題の役所広司のほかに、緒形拳の孫で緒形直人の長男の緒方敦、若者に人気の山崎賢人や竹内涼真が出演していますが、いずれも年配者からは知名度があまり高くありません。水戸黄門のようなお約束の展開は中高年視聴者に支持されますが、若者を取り込もうとした配役はそれに背反するものです。そもそも陸王のコンセプトでは、テレビを見ない若者層にとって強いアピールにはなりません。最初から内容よりも話題性ありきのドラマと言ってもいいでしょう」(芸能記者)

すべてが予定調和で、先の展開がすでに判明しているドラマに、果たしてどれだけの視聴者が最後まで付いていくのか。

陸王の放送される『日曜劇場』の放送枠は、ドラマに関して一目置かれている。『半沢直樹』の人気爆発でその面目を果たしたが、いつまでもその栄光に腰掛けていると視聴者離れが加速してしまうだろう。

 

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