バカリズム　（C）まいじつ

3月20日、バカリズムと『ハライチ』岩井勇気、『東京03』飯塚悟志の3人がMCを務めるバラエティー『NETAMI』（日本テレビ系）が放送された。番組の中でバカリズムが〝とある芸人〟をディスる一幕があり、ネット上で邪推する視聴者が続出している。

「NETAMI」は、芸人が妬むほど完成度が高いネタを実際に披露してもらう番組。バカリズムと岩井、飯塚の3人がネタを鑑賞しつつ、その面白さを分析していった。

そして番組終盤には、今回ネタを披露したつぶやきシローや『ジャングルポケット』、『ファイヤーサンダー』などの芸人がひな壇に集まり、芸人ならではの話に花を咲かせることに。

その中でバカリズムは、芸人の人気についてトークを掘り下げ始める。「勝手な思い込みですよ」と前置きしつつ、バカリズムは「出待ちすげえ多い人って、あんま面白くない」と激白。周囲の芸人が「誰だろ、誰だろ」と漏らすと、バカリズムはさらに持論を展開していく。

バカリズムいわく、ライブなどで観客から黄色い歓声が上がらない芸人の方が、芸能界で長生きしている感覚があるという。「ただ、芸人さんからは面白いと思われてないといけないっていう」と釘を刺しながらも、〝出待ちが多い芸人〟を間接的にディスっていた。

バカリズムがディスった芸人とは…

バカリズムから具体的なコンビ名は挙がらなかったものの、周囲の芸人から『ブラックパイナーSOS』の名前が挙がると、「ああ、すげえ出待ち多い人」とボソリ。さらに飯塚から「キャーって言われたことある？」と聞かれると、食い気味に「ないっす」と返答し、「（登場すると）おー…って言われる」と自虐気味にコメントしていた。

このやりとりに視聴者は、出待ちが多くて人気がない芸人を推測。ネット上には、

《EXITのことですかね？》
《ん？　パンサーがなんだって？》
《前に和牛の単独見に行ったけど、まさにそんな感じだった。ネタで笑うんじゃなくて、発した言葉すべてに笑うみたいな… こういうファンが芸人をダメにするんだろうなって思うよ》
《キングコングとかオリラジのことかね…。確かにバカリの言う通り芸人としては長生きしてないからなあ》
《今テレビに出てる老人芸人なんて、みんなワーキャー言われてるやんけ》

といったコメントが相次いでいる。

「今回の発言はバカリズムのキャラ的に、本心で言っているのか、妬みとして言っているのか不明瞭な点がありますね。バカリズムは自称・陰キャなので、キャラの一環としてチヤホヤされないことを妬んで発言した可能性も。しかし、ルックスや女性ウケばかりに没頭して、面白さを追求しないことは、芸人としてあるまじき行為。バカリズムは芸人としての本分を尽くして今の地位を獲得しているため、心からの言葉だった可能性も低くないでしょう」（芸能ライター）

酸いも甘いも噛み分けたバカリズムの言葉に、ハッとした芸人も多いのかもしれない…。