タレントの中川翔子が3月22日、自身のツイッターを更新。小説家・馳星周氏からの批判に異論を唱え、ネット上でさまざまな声が上がっている。
コトの発端は、馳氏が《しょこたんのゴルシの番組観ながら妻「苛々する」まあまあ、ウマ娘から競馬に入った初心者向けだから「わかってるけど苛々する」機嫌がよかったのはマイネルミラノが登場している間だけ。後編観るかどうか微妙》とツイートで番組に対する不満をブチまけたことだった。
馳氏は続けてツイートし、《中川翔子さん個人をバッシングしたり、ウマ娘から流れてきたファンを敵視したり蔑視しているわけではない。ただ、金取ってる競馬専門のチャンネルでああいう番組を作り、ああいうタレントを起用する姿勢に苛ついているわけだ。念のため》と補足している。
該当する番組は、3月16日から有料のグリーンチャンネルで放送中の『しょこたんの馬図鑑』だと思われる。同番組は名馬を取材し、中川の画力を活かして名馬の図鑑を作るというもの。初回は、中川が有馬記念や天皇賞を制した天才馬『ゴールドシップ』を取材するため、北海道を訪れる様子などが紹介された。
【テレビ出演情報】
3/16(水)23:00~
グリーンチャンネル「しょこたんの馬図鑑」が放送されます!ゲームをきっかけに馬に興味を持ち始めた中川翔子が、あの天才馬のゴールドシップに会いに行きました🐎
ぜひご覧ください!https://t.co/QT86KMnHoS pic.twitter.com/4NJEKLITFD
— 中川翔子[Staff] (@shoko_nkgw) March 14, 2022
馳氏の主張に対し、中川は《小説読んだことがあったからとても残念な気持ちになりました》《なにをやってもいろいろ言われるものだから前向きにやっていかないとね》と、異論と思われるツイートを発信している。
中川翔子のニワカ知識に罪はない?
馳氏の主張に、フォロワーからは
《その気持ちわかる。競馬専門chは中堅以上のコア層が多いだろうし、ウマ娘からの人も競馬を知りたい思いで見るんだろうから「残念」ではなく、発信者として謙虚に勉強・改善したらと思うわ》
《個人的な意見の発信の範疇だと思う。しょこたん個人を攻撃したり、番組を貶めたりという目的には見えないから、その主張にもうなずけます》
《中川さんも仮にも競馬番組を受け持つんだから最低限の知識ぐらいは勉強して欲しいとは思います》
《確かに。ウマ娘から入ったとはいえ、流石にゴルシが牡馬なのを知らなかったのはどうかと思います》
といった声が上がっている。しかし一方、「バッシングはしていない」としながらも、一方的に不満をブチまけた馳氏に対して、
《自分の思うようなものでないとすぐに文句を言う姿勢はちょっといただけない。というか小説家の、タレント風情がという上から目線をとても感じる》
《「競馬界」「ウマ娘」に何を求めているかは人それぞれでしょ。気持ちに余裕がないのか、取るに足らない事でイライラむかむかする人が増えてるけど、実にくだらない事で人を傷つけないでほしい》
《競馬沼はどうしようもなく深いです。が、皆はじめはゲームだったり漫画だったりだろうし。競馬人口の裾野を広げるあらゆる試みに対してネガティブな人間は、馬事文化に関わるべきではない》
《視野が狭いですね。馳氏にとっては面白くもないものだったかもしれないけど、そんなコンテンツが丁度いい、と言う方もいるということを、意識してほしい》
《グリチャだって玄人ばっかりが見てるわけじゃない。初心者がおんなじ目線で見れるような番組もあっていいと思う。ニワカを嫌う人は廃れますよ》
などといった批判コメントが上がり、中川に対して擁護の声も散見される。
「論点は中川と馳氏の主張ではなく、番組制作側の責任についてでしょう。そもそも、競馬ニワカでも楽しめるゲーム『ウマ娘』は、競馬や元ネタの競走馬へのリスペクトがあったことから、コアなファンからも受け入れられてきました。しかし、今回番組が生放送ではないにもかかわらず、中川の『ゴールドシップが牡馬とは知らなかった』などといった発言をカットしなかったことに、違和感を抱く人がいてもおかしくはありません。しかし、だからといって、ツイッターのようなSNSに不満を書くことで、中川本人が目にすることは容易に想像できたはず。馳氏は不満の捌け口を間違えてしまったように思います」(芸能記者)
同番組は、次回3月27日に放送予定となっている。このような論争が起こらないためにも、番組制作陣には視聴者のニーズを汲み取った編集をしてもらいたいものだ…。