『ベネッセ』が反ワクチンの風評被害に! SNSでのデマ拡散で株価が大暴落…

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3月21日にツイッター上で、通信教育の『進研ゼミ』などで有名な『ベネッセコーポレーション』の教材の中に、反ワクチンを助長するチラシが入っていたという投稿が拡散された。結果的にこの情報はデマだと否定されたのだが、「ベネッセ」に風評被害が広まっているようだ。

コトの発端は、反ワクチンを訴えるツイッターユーザーが投稿したツイートだった。その呟きによると「進研ゼミ チャレンジ一年生 4月号」の教材とともに、反ワクチンを助長する折込チラシが入っていたという。チラシには「ワクチン接種後に1431人亡くなっている」「ワクチンは感染を防がない」「変異株にはほぼ効果がない」「何が起きても国は責任を取らない」といった反ワクチン思想が記されていた。

その投稿者によると、「毎日マスクを着けるのは、もうやめませんか?」と書いてあるチラシも入っていた模様。そのほか「日光は2分でウイルスを死滅させる」「飛沫は飛ばして良いんです」といった見出しとともに、マスクの不必要さを訴えていたというが…。

「ベネッセ」が悪質な風評被害に…

「騒動が大きくなると、チラシは別のツイッターユーザーが自作したものと判明しました。その後、『進研ゼミ』『こどもちゃれんじ』などの公式アカウントから、チラシはデマであると完全に否定されています。しかし、ツイート拡散後に『ベネッセ』の株が大暴落してしまいました。この件で裁判になるとしたら、信用毀損罪や威力業務妨害、偽計業務妨害罪、名誉毀損罪などに当たる可能性もあります。しかし、今のところ『ベネッセ』は公的にコメントを発表していません」(時事ライター)

この一連の騒動に対して、SNSなどからは

《ベネッセさん、これは告訴していいんじゃないか?》
《ベネッセ側にはどうか厳しい対応をしてもらいたい》
《個人の反ワク活動は勝手にすりゃいいけど、大手企業を巻き込む虚偽ツイートはヤバ過ぎでしょ》
《反省どころじゃ済まされないんじゃ? ベネッセから訴えられてもおかしくないレベルの酷い話》
《ベネッセの件、本人は偽計業務妨害なのかと思うけど、さて拡散した人たちにはベネッセはどう対応するのだろう…リツイート名誉毀損はあったけど、今回はどうなるか》
《デマツイートは偽計業務妨害に当たる可能性あるし、やっちゃいけないことなのになあ…ベネッセさん大変だ…》

といった怒りの声が殺到していた。

思想や信仰は個人の自由だが、特定の企業や人を巻き込んだり、思想を押し付けるのはNGだろう。この件に対して「ベネッセ」は、どのように対応していくのだろうか。

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