約3年ぶりに東京と大阪で2日間開催されることになった、夏の大型フェスである〝サマソニ〟こと『SUMMER SONIC』。3月23日に追加アーティストが発表されたのだが、そのラインナップに〝自称洋楽ファン〟から酷評が殺到している。
イギリスのロックバンド『THE 1975』や伝説的ロックバンド『The Libertines』『The Offspring』『Kula Shaker』など、90~00年代に活躍したアーティストの出演が決まっている。
23日の発表では、若者に絶大な人気を誇る3人組バンド『Awesome City Club』や、日本を代表するロックバンド『ASIAN KUNG-FU GENERATION』の参戦が発表された。
他にも『Mrs. GREEN APPLE』やラッパーのちゃんみな、ボーイズグループ『BE:FIRST』といった若手、そして東京公演には4人組バンド『THE ORAL CIGARETTES』や最強ロックバンド『マキシマム ザ ホルモン』といったアーティストの参戦が決定している。
✨待望の日程別ラインナップ&追加アーティスト発表✨
THE 1975、POST MALONEを筆頭にどちらの日程も充実のラインナップ🤗
1DAY/プラチナチケットは、本日よりクリエイティブマン会員先行がスタート!
お早めに💁
🔗https://t.co/cEhKmCPq1i#サマソニ #summersonic pic.twitter.com/BLtINdEznr— SUMMER SONIC (@summer_sonic) March 23, 2022
「サマソニ」は洋楽フェスではない?
日本を代表する豪華なアーティストの出演が決まり、多くの人から歓喜の声が続出。しかし一部の洋楽好きからは、
《邦楽勢多すぎやろ、勘弁してくれサマソニ》
《サマソニやってくれたな…。邦楽ばっか追加しやがって》
《仕方ないけど、サマソニは邦楽アーティストばっか。発表あってもワクワクしないな》
《このパターンね。サマソニはこれから邦楽勢でゴリ押す気か》
《サマソニ追加発表楽しみにしてたのに、また邦楽勢か。邦楽勢はもういいんよ、洋楽勢を楽しみにしてるんだよ》
《これじゃないんだよ感…洋楽フェスが戻ってくるのはまだ先かな》
などの意見が相次いでいた。
しかし一方で、古くからの『サマソニ』ファンからは、
《勝手に洋楽フェスだと思い込んでる人多いけど、サマソニは普通に日本の音楽フェス》
《昔からサマソニは邦ロックとJPOPの人気者が大量出演していて、洋楽に興味が無い邦楽好きの集客も多いことに気づいていないのだろうか?》
《もともと邦楽のメジャーアーティストも沢山出てたよ。古参アピのつもりが、新参アピになってるよ。勝手に洋楽フェスだと思い込んでるけど、サマソニは音楽フェス。海外だろうが日本だろうが、音を楽しみましょう》
などといった指摘の声も見受けられた。
「『サマソニ』は洋楽だけに特化したフェスという訳ではありません。過去には『TOKIO』や『NiziU』、エンタメ集団『あやまんJAPAN』が出演したこともあります。ちなみに、今のサマソニを〝ロックフェス〟と呼ぶのも適切ではないでしょう。今年の目玉はPost MaloneやMegan Thee Stallionといったアクトですからね」(音楽ライター)
そもそも現代において、洋楽・邦楽という言葉自体が死語。ロックという価値観が生き続けている本邦で、そのことを理解している人は何人いるのだろうか。