SNSは免許制にするべき? ネット上の誹謗中傷はなぜなくならないのか

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アイドルの姫川風子が、生配信中に自宅から飛び降りたとして、ネット上から心配の声が続出している。

姫川は、2013年にテレビ番組の企画で結成されたアイドル『閃光花火』のメンバーとして芸能界デビュー。15年に、講談社主催の『ミスiD2016』でファイナリストに選出されている。その後もアイドルグループを転々とし、17年にはDJ活動もスタートさせ、〝DJひめかわいい〟名義で活動していた。

今回の件を受け、姫川のツイッターではスタッフが状況を説明。3月26日に《意識は取り戻しましたがsnsや人前に出られる状態ではなく、僭越ながらスタッフから皆さんへ発表させていただきます。先日自宅で配信中に飛び降り、下の階のバルコニーに落ちたため、軽傷ですみましたが、いまだに本人は病院から出られない状態です》とつづっている。

続けて、《snsの発言がどれだけ20歳すぎの女の子に影響を及ぼしてしまうのか、考え、発言していただけたら嬉しいと思います》と警鐘を鳴らした。そして《補足になってしまいますが本人はずっとこんなにダメな人間でごめんなさい、ファンの人にごめんなさい、と泣いていました。ファンの方も責めないでいただけると嬉しいです》と彼女の様子についても明かしている。

SNSでの誹謗中傷はナゼなくならない?

突然の出来事に、

《配信中だったら本人も見てた人もトラウマになりそう。とりあえず助かったそうで、最悪は回避出来たかも》
《とにかくお体をお大事に》
《ほんまにこういうのなくならんな…本人の気持ちを考えないと》
《復帰予定が早すぎる気もするけど本人的にもその方がいいのかもね。ゆっくりと休んで元気になるといいな》

など、姫川を心配する声が相次いでいる。

「姫川は昨年11月には《「笑った顔がブスだ」と言われた時から笑えなくなってしまったし「デブだ」と言われた時から過食嘔吐拒食を繰り返すようになってしまった》とツイートし、その後、療養のため休養を発表しています。以前からSNSで誹謗中傷を受けていたようで、今回の飛び降りもアンチの発言が引き金になったのかもしれません。軽傷ですんだのが不幸中の幸いでした」(アイドルライター)

また一方で、同じ悲劇を繰り返さないためにも

《SNSは免許制にしましょう、悲劇を繰り返したくありません。あとは年齢制限もかけましょう、20歳を超えてからにしましょう》
《誹謗中傷が悪なのは言うまでもないが、自分にとって都合が悪いものはみない、ぐらいの割り切ったメンタルは必要かと》
《二十歳の女の子が誹謗中傷受ける可能性ある場を設けてるくせに何言ってんだ? そんな繊細な若い子に生配信とかやらせんなよ》
《そういう仕事させてる会社に責任はないの? てかなんで死ぬ思いしてまでSNSやらなきゃならんの? 何でもネットのせいにするなよ》
《まず周りがSNSをやめさせるべきでは? また戻ってきたらとか言ってるのは正気を疑う》
《人類っていつになったらネット使いこなせるんやろな。他人に酷いこと言っても意味ないでしょ》
《SNSやめますか?それとも人生やめますか? の2択でSNSやめたら?ってだけ。飛び降りするくらい追い込められてるのに、その要因を切らない理由がないのよ》

など、苦言を呈す声も多い。

20年5月には、恋愛リアリティー番組『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演していたプロレスラー・木村花さんが急逝し、SNS上で誹謗中傷を受けていたことが明らかになっている。

もちろん誹謗中傷する人間は論外だが、誰でも自由に世界中へ向けて発信できるSNSやネットの構造にも問題があるのかもしれない。スマホの普及で、誰でもインターネットへ簡単にアクセスできる現代だからこそ、もう一度その使い方を考えたいところだ。

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