ウィル・スミスの“暴行事件”擁護しているのは女性・低所得・低学歴と判明

ウィル・スミス 

ウィル・スミス (C)Featureflash Photo Agency / Shutterstock

お笑いコンビ『ミルクボーイ』の駒場孝が、暴力を肯定する発言を繰り出してしまった。

駒場は3月29日放送のラジオ番組『ミルクボーイの火曜日やないか!』(ABCラジオ)に出演。この日の番組では、世界中で賛否の声が上がっている『アカデミー賞』でのウィル・スミスの平手打ち騒動が話題となった。

ウィルはアカデミー賞の授賞式にて、司会でコメディアンのクリス・ロックが、ウィルの妻であるジェイダ・ピンケット・スミスの円形脱毛症をイジったことに激怒。壇上でクリスの顔面を平手打ちし、その暴力行為に賛否の意見が湧いていた。

駒場は騒動に関する動画をさまざま見ていると明かすと、なんと「俺はウィル・スミスさん側やな」と擁護。続けて、「グーでボコボコにしたわけではなく、ギリギリ抑えてビンタやったと思うねん。めちゃくちゃ強くじゃない」と、〝パンチではなく平手打ちならセーフ〟という謎の基準を口にする。

さらには、「こういうショッキングなことがないと、全部言われた方が弱いだけになる」と、イジられる側にも反抗する権利はあると指摘。また「件が件やから。奧さんの病気で…。俺は普段は怒らんけど(同じ立場なら)抑えられへんと思う。それで文句言われて、やり過ぎやって言われ、(芸能人)辞めろって言われるんやったらしょうがない」と、自身にも置き換えて擁護を貫いたのだった。

ウィル・スミスを擁護している層は…

「ネット上ではウィルへの擁護が多く見られますが、こんなおかしな論調なのは日本だけ。殴られたクリスのツイッターには世界中から『告訴すべき』『ハリウッドで他の俳優や女優のジョークを言う人は、公の場やプライベートで平手打ちや暴行を受けなければならないということなのでしょうか?』などといった擁護・同情コメントが殺到していますし、アメリカ現地メディアもウィルを非難する論調が主流です。アカデミー賞も、ウィルの行為を正式に非難しています」(米在住ライター)

ロシアのウクライナ侵攻では「いかなる理由があっても武力攻撃はいけない」と言いながら、ウィルの暴力行為は肯定する日本人。これがいかに二枚舌でおかしいかは、米調査機関によるデータからも垣間見える。

「米世論調査大手・Blue Rose Researchのデータサイエンス部門長を務めるデビッド・ショール氏は、この件で『どちらが悪いと思うか?』と大規模な調査を実施。その結果、『クリスが悪い』としたのは、女性と年収10万ドル以下の低所得者層、大学中退以下の低学歴層であることが分かっています」(同・ライター)

駒場には倫理や社会の勉強をきちんとして欲しいものだ。

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