『ドライブ・マイ・カー』に国内で酷評相次ぐ…「日本人には合わない」

西島秀俊 

西島秀俊 (C)taniavolobueva / Shutterstock

第94回アカデミー賞で、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が日本映画として13年ぶりの国際長編映画賞を受賞した。これを受けて、上映館数がどんどん拡大、さらに興行収入も10億円に迫る勢いだという。

原作・村上春樹、監督・濱口竜介、主演・西島秀俊という豪華な組み合わせが実現した同作。

日本でも『第45回 日本アカデミー賞』で、主演男優賞、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、照明賞、録音賞、編集賞の計8部門の最優秀賞を受賞したのだが、実は観客からの評判はそこまで良くない。ネット上でも

《話の流れに一貫性もなく整合性もない。村上春樹の原作をぶち壊してる》
《賞を取ったというが、日本人には受けない、一般的な日本映画。人にはすすめない》
《期待してみましたが、自分にはあっていなかったようです》
《ただまぁ、終始モヤモヤしたお話(禅問答みたい)で、終わり方も中途半端。こういう抽象的なモノが賞を獲る…というより賞狙いで作った感あり》
《日本の映画ではなく北欧の太陽のささないどんよりとした空の物語です。日本人には合わないと思いました》
《日本の映画がアカデミーの有力候補に挙がったと聞いて嬉しかったのですが、僕にはその良さが分かりませんでした》
《本作は説明が余りない、3時間と長時間、地味、という点から、恐らく日本のニーズと真逆の事をやっている為、日本ではウケないと感じた》

など、日本人ウケする作品ではないという声が多い。

日本人ウケしないのに国内8冠

「日本人にウケないで、外国人にはウケている『ドライブ・マイ・カー』。しかし、こういったケースもおかしくはありません。例えば世界的に大ヒットした韓国ドラマ『イカゲーム』なんかは、まさにその例。ああいったデスゲームものは日本で腐るほど作られているので、日本人が見ると既視感だらけ。『なんでこんなのが今さら世界で…』と感じる人がいて当然なのです。となると、日本人の感性を持ちながら、やたらと『ドライブ・マイ・カー』を持ち上げている〝日本アカデミー賞〟がおかしく感じますね。ネット上でも、海外で評価されたから8冠なんていう大層な賞を与えたのだと揶揄されています」(芸能記者)

「日本アカデミー賞」はいっそ、実写版「東京リベンジャーズ」にでも賞を与えておいた方が清々しかったかもしれない。

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