東京ディズニー陰湿パワハラで賠償命令! ブラック企業認定で“夢の国”崩壊

(C)Ned Snowman / Shutterstock

ゲストに分け隔てなく〝夢〟を与える世界最高峰のテーマパーク『東京ディズニーランド』。しかし運営側には、そんな夢を食い尽くすような、大きな闇が潜んでいたようだ。

千葉地裁は3月29日、「ディズニーランド」を運営する『株式会社オリエンタルランド』に対して、88万円の賠償命令を下した。

この裁判は、同テーマパークにて、キャラクターに扮するキャストとして働いていた女性2人がパワハラと安全配慮義務違反を訴えたものだった。

発端はキャストの女性が、勤務中に右手薬指をゲストに捻られて〝ねんざ〟を負ってしまったこと。女性は労災について申告したが、会社側は「エンター(エンターテイナー)なんだから、そのくらい我慢しなきゃ。君は心が弱い」などと言って、聞く耳を持たなかったという。

また〝いじめ〟に対しても悩みを抱えていたようで、「30歳以上のババァはいらねーんだよ」「病気なのか。それなら死んじまえ」といった発言も横行していた様子。そして2018年に女性は同社へ損害賠償を請求し、ついに3月29日に判決が言い渡されたのだった。

夢の国の裏は地獄「ブラックすぎる」

常にテーマパーク界のトップを走り、多くの人へ夢を見せてきた「ディズニーランド」の〝闇の一面〟が垣間見えた今回の裁判。〝夢の国〟という幻想が音を立てて崩れ落ち、ネット上では、

《夢の国ディズニーランドw》
《これが夢売る側の現実なんだろうね》
《コロナ落ち着いたら子どもと行こうかなと思ってたけど、こういう話聞くとな…》
《学生時代バイトしてたけど不倫がまあ多いこと》
《やはり夢の国でもパワーハラスメントはあるんだね、さすがは陰湿な国・日本》
《ディズニー(オリエンタルランド)は派閥とかパワハラは有名だよな。夢の国とか聞いてあきれるわ》
《給料も夢ないし、ブラックすぎる》
《一生懸命働いてる人に『年齢差別の言葉』をかけるなんて、こいつらがくたばればいい》
《裏側にある程度リアリティーがあることは認めます。っていうか仕方ないと思う。でもパワハラはないわ》

などといった落胆の声が続出している。

「『ディズニー』は、過去に何度か問題を起こしたことがあります。長崎に原爆が投下されてから70年目を迎えた2015年8月9日、日本のディズニー公式ツイッターは《なんでもない日おめでとう》とつぶやき、物議を醸していました。また遡ること約70年以上前、『ディズニー』はドナルドダックが主役の短編〝Commando Duck〟にて、日本人を敵に描いた戦争をアニメ化しています。しかも登場する日本人はステレオタイプな風貌をしており、英語の訛りもわざとらしく下手なものに。他にも東京大空襲のプロパガンダ映画を作るなど、やりたい放題。近年も〝反LGBTQ疑惑〟が浮上するなど、むしろ夢も希望もない面が目立っています」(芸能ライター)

夢だけでなく、現実も見せてくれるのはディズニーだからこそできる力業だろう。東京ディズニーリゾートを訪れた際は、ブラック企業で働くスタッフたちを労ってあげて欲しい。

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