姫路市長の“三流大学”発言に擁護の声「どこが問題発言なの…」

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兵庫県にある『姫路獨協大学』卒業式で式辞を述べた、姫路市長・清元秀泰氏の発言が物議を醸しているようだ。

清元市長による式辞の詳細を報じたのは3月31日の『読売新聞オンライン』だった。関係者に取材したという式辞の内容を『卒業式で「三流大学」と発言、姫路市長「エール送るつもりだった」』というタイトルで取り上げている。

清元市長は卒業式で式辞を述べた後、「ここからは自分の言葉で話します」と断り、自身のエピソードを語った。清元市長は、自分の通っていた医科大学が新設校だったと明かす。それが理由なのか、卒業式の際に恩師から〝三流大学〟と言われたそうだ。

その上で「自分を三流大学出身だと思っていたら、四流や五流になるかもしれない」「私は母校を誇りに思い、恥じない生き方をしてきた」「人として一流の生き方をしてください」などと卒業生を激励したという。

「この〝三流大学〟発言が物議を醸し、ネット上からは《みんなも市長にエール送るつもりで、三流市長って呼んであげようぜ!》《市長、余計なこと言わんでええのよ》《こういう人の頭の中ってどうなってるのか知りたいわ、失礼極まりないな》といった批判の声が上がりました。そのためか、清元市長は『読売新聞』に対して『エールを送るつもりだったが、品格のない発言になった。不快な思いをさせたのなら謝罪したい』とコメントしています。ただ実際は〝三流大学〟というワードを出し、自身の若かりし経験を語っただけのこと。記事タイトルや記事の書き出しに釣られて、批判が起きてしまったのです」(時事ライター)

清元市長が謝る必要はない?

謝罪の意を示した清元市長だが、ネット上には

《これ燃える要素なくない!? 文章読めない人が燃やしてるのかな?》
《「お前らは三流大学だ」って言ってるわけじゃなくて、「自分を卑下するな」って言ってるよね。どこが問題発言なの…》
《スピーチセンスの良し悪しは置いておいて、全く悪意がないことは明確です。語句そのものだけを問題視する悪い例ですね》
《記事をロクに読まずに決めつけコメントしている人が多くて驚愕。読んだ上で批判していたとしたらもっと深刻だけど…》
《謝罪が必要なほど問題発言だったのかな? 私の感覚がおかしいだけ?》
《言葉の一部を切り取ると失礼かもしれない。でも自分のエピソードを話して、激励してるんだから問題なくないか?》

などといった擁護の声が多く寄せられている。

ネットニュースはタイトルだけで判断せず、中身を読むべきというのは、現代社会において当たり前の情報モラル。ネットニュースは程度が低いと言われているが、読み手にも問題があるのかもしれない。

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