ユーチューバーvs人気芸人の争いが泥沼化…盗作騒動で“信者”が逆ギレ

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お笑いコンビの『トータルテンボス』が、盗作被害者にもかかわらず、バッシングを受けるという理不尽な仕打ちにあっている。発端は今年2月、チャンネル登録者数160万人を超えるユーチューバーコンビ『夜のひと笑い』への指摘動画だった。

「夜のひと笑い」は「携帯無くしたと思ったらフランスパンの中に隠されてる」「風呂上がりの彼氏に絵の具付きのタオルで拭かせる」「カレーうどんの中身を靴ひもにすり替えて食べさせる」といった数々のドッキリ動画をアップしている。しかし、これらは「トータルテンボス」のYouTubeにも投稿されている上、引用元を示していないことから〝パクリ〟ではないかと物議を醸していた。

中には数百万再生を記録しているものもあるため、アフロの藤田憲右は「倫理観とかないの、マジで?」と苦言を呈し、大村朋宏は「共存共栄しませんか?『拝借しました』のひと言さえ言ってくれたら、いくらでもレシピを送るので」などと呼びかけていた。

すると、これに「ひと笑い」信者は逆ギレを始め、「大人げない」「ドッキリにオリジナルはない」など、「トータルテンボス」への猛バッシングを開始。これは本人の耳にも届いていたようで、2人は3月27日投稿の動画で「それは認めます。俺はマジで大人げないですから」と謝罪した。

ユーチューバー側は逃走…信者は逆ギレ

パクられた側が謝罪するという事態も意味不明だが、藤田は「(動画で反論せず)事務所間でやりとりすべき」という「ひと笑い」信者の意見に対し、「法的な話にもなっちゃうし、オオゴトになっちゃう可能性もあるから」と動画にした理由を説明。また、「ひと笑い」「トータルテンボス」双方が批判を浴びるという現状を嘆き、藤田は「全然(こちらのチャンネルに)来てもらっていいし。わだかまりもあるでしょうし、『悲しかったよ』って思いも話したいし」と呼びかけた。

大村も「一緒にドッキリを仕掛けちゃいましょうよ!」など、盗作を咎めず〝コラボ〟を呼びかけるという相変わらずの大人の対応を見せる。しかし、藤田からは「何にも音沙汰がないからさ。一度話しませんか?」など、盗作に関して未だ何のリアクションがないことも明かされたのだった。

盗作を指摘されながら黙殺を決め込み、暴徒と化した信者に逆ギレさせるという、何とも不誠実極まるこの対応。ネット上にも

《パクられた被害者なのに登録者数でまけてるから強く出れないのか かわいそうに》
《ぱくった方が被害者ヅラしてたやつだっけ》
《パクリ発覚したあと、相手は謝罪もせずに「誹謗中傷で病んだから無期限休養」とか言って、さらにちょい炎上した ただ、トータルテンボスより相手の方が視聴者多くて、バッシングコメントは押し流された感じがある》
《今後の為にも吉本に対処してもらえ》
《あの素人どもスルー決め込んでたのか ひでーな》

など、その酷さに批判が相次いでいる。

騒動から2カ月ほどが経とうとしているが、果たしてどんな決着を見せるのだろうか。

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