先ごろ、山下達郎が「ライブ中の客の合唱は迷惑」という発言をし、物議を醸した。
9月放送のラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FM)で、山下は男性リスナーからの質問を取り上げた。その内容は、山下のライブに行くと、「つい大声で合唱してしまいます。隣の妻からは『あなたの声しか聞こえない』と大ひんしゅく。周りの方にも迷惑かも。これってだめでしょうか?」というものだった。
これに山下は「だめです。一番迷惑なアレです。あなたの歌を聞きに来ているのではないのです」と回答。続けて「僕の隣でそういうおじさんがいたら、僕は言いますよ」と語った。
この発言はインターネット上で論議を呼び、《正論だ》と賛同する意見が多かったが、なかには《それを含めてのライブでは?》と疑問を呈する書き込みも見られた。
客の拍手がずれていて我慢できず…
山下は音響へのこだわりが強い。今年6月にもライブ中に、観客に苦言を呈したことがある。
「大宮でのライブでのことでした、最初から拍手のタイミングがおかしい客がいたそうです。何曲目かでバラード曲を歌い終えたとき、ついに我慢できなくなり、『拍手するタイミングがおかしい。ライブは生き物です。2500人のうち2499人が迷惑します』といった話をしたあと、同じ曲をやり直したといいます』(音楽ライター)
山下以外にもライブで堪忍袋の緒を切ったミュージシャンはいる。
「沢田研二はMCでIS(イスラミック・ステート)について語っていたとき、客席から『歌って~』と声が飛び、『嫌なら帰れ』と激怒したそうです。『X JAPAN』のYOSHIKIはライブ前に出されたカレーが、いつもより辛いという理由だけで怒って帰ってしまったという伝説があります」(同・ライター)
ミュージシャンは気難しい!?
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