ドクターX第2話にあったありえない「失敗」

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ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の第2話で、医学の世界ではありえない執刀が行われた。

10月19日に放送された第2話では、新人医師の伊東亮治(野村周平)の母親が、進行胆のうがん肉腫になっていることが発覚する。海老名敬(遠藤憲一)からオペプランが説明されるが、大門未知子(米倉涼子)は異議を唱え、海老名のプランでは根治できないと言う。伊東も大門の意見に同意し、別の手術方法を提案。その伊東のプランは医師たちを驚かせるものだったが、大門は伊東のオペプランに同意した。

そこへ蛭間重勝院長(西田敏行)が訪れ、伊東に母親の手術を執刀するように告げた。伊東のように、20代でこういった症例の手術を執刀した実績はなく、成功すれば世界初となるような手術であるため、ほかの医師たちは無謀だと抗議する。だが蛭間は「この病院の院長の命令と受け取って下さい」と言うと、反対していた医師たちは意見を翻し、「伊東くんでいいです」と引き下がった。

 

身内の手術を担当することはあり得ない

このやりとりに関して、医学関係者は次のように言う。

「肉親を執刀するなんてありえません。変に感情がぶれたりするため、肉親の執刀は真っ先に避けるのが医学界の常識です。しかし、ドラマ上では院長自らが執刀するように伊東に促している。見ていて驚きました」

伊東の母親の不二子は手術前の同意書へのサインを一度は拒否するが、最終的に伊東が母親の手術を担当することになる。しかし、伊東は手術中にピンチに陥り、「これは想定外だったんです…」と言いながら、大門と手術を交代。大門は原因を見つけだし、手術を成功へ導いた。

「ドラマを見ての通り、トラブルでうろたえてしまうのが身内の執刀です。こうしたことを避けるために身内の執刀はしないことになっているのに、このドラマは医学監修はきちんとできているかどうか、心配になります」(同・関係者)

スリリングな場面を演出するために、リアルさが損なわれてしまったようだ。

 

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