朝ドラのヒロインはなぜ嫌われる?『カムカム』でも“呪い”発動…

上白石萌音 

上白石萌音 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

4月8日の放送で最終回を迎えた朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)。ネット上では感動の声が上がる一方で、〝朝ドラの呪い〟が相変わらず発動してしまったようだ。

その呪いとは、「ヒロインが嫌われる」というもの。今作は安子(上白石萌音)、るい(深津絵里)、ひなた(川栄李奈)の三代にわたるヒロインリレーだったが、嫌われたのは安子だ。

特に、最終回付近の狂ったとしか思えない自己中ムーブには非難轟々。ネット上に

《上白石萌音さんの事まで嫌いになってしまいそう…安子を簡単に許してはいけない…子育てを放棄する事が、どれだけ子を傷つけるか…》
《最終週に入り、ずっと大好きだった安子が嫌いになったわ》
《もうこれ以上、安子を嫌いになりとうない》
《秘密を墓まで持ってく胆力もなく、自分勝手にペラペラ吐き出してそのままアメリカに逃げ帰る気だった安子、私はやっぱり嫌いだな》
《今日のワイ「やっぱ安子無理やわ~好きとか嫌いではなく無理やわ~」》

といった声が相次いだのだ。

ワーストは『半分、青い。』永野芽郁か…

「朝ドラは女性がたくましく生きていく人生が描かれるため、そのたくましさが図々しく感じられることも多数。永野芽郁主演の『半分、青い。』なんて、中盤以降は毎日ヒロインが炎上していましたし、広瀬すず主演の『なつぞら』、杉咲花主演の『おちょやん』も勝気なヒロインが嫌われまくりでした。かといって、清原果耶主演の『おかえりモネ』はヒロインが〝陰気すぎる〟と批判殺到。ドラマを動かす上で、ヒロインは図々しいくらいに描く方が確かにやりやすいかもしれませんが、その手法は批判を招くだけ。なんとかちょうどいい塩梅を見つけて欲しいものです」(芸能記者)

4月11日スタートの「ちむどんどん」では、応援できるヒロインが見たいものだが…。

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