『旅サラダ』老人タレントの“クビ切り”大成功! 後釜のジャニーズに絶賛

(C)Roman Samborskyi / Shutterstock

この3月、25年間務めた『朝だ! 生です旅サラダ』(テレビ朝日系)のリポーターを卒業したラッシャー板前。その後任に抜擢された『KAT-TUN』中丸雄一がいきなり好評を博し、番組の〝進化〟を印象付けている。

ラッシャーは今春の改編をもって、1997年から出演してきたリポーターを卒業。3月26日のラスト出演回は「卒業スペシャル」と題し、日本有数のコリアンタウン・大阪・鶴橋から中継を行なった。

さらには、卒業記念に、タレントの勝俣州和と石川県を旅したVTRも放送。最後はMCの神田正輝から花束も贈呈され、華々しく番組を去っていった。

それから数日後、後任に中丸が就くことが発表され、4月9日の放送でレギュラー初出演。記念すべき初回は、奈良県明日香村からの生中継で、中丸は「今週から始まりました『旅サラダ 発掘! ニッポンなかまる印』リポーターを務めさせていただきます中丸雄一です。よろしくお願いします」と謙虚にあいさつしたのだった。

大好評で老人のクビ切りに成功!

肝心のレポートも、中丸らしい低姿勢と冷静さが溢れ出し、はつらつとしたラッシャーとはまた違った〝癒やし〟感のにじむものに。これが落ち着きや安らぎが求められる土曜朝にマッチしたのか、視聴者からは

《決して前にで過ぎない。素晴らしい存在》
《初回なので、中丸君のレポートがたどたどしい。でも、数年後の中丸君が、どんな風に変化するか楽しみ》
《たけし軍団→ジャニーズとは、思い切った方向転換だ。中丸流、期待しています》
《旅サラダ見る楽しみが増えた》
《凄く自然にロケしててインタビューも自然で凄くよかった。やっぱりシューイチさんで鍛えられてるから?》
《中丸さんに特に思い入れはないが、剽軽で誠実なお人柄と感じた》

など、大好評を博した。

25年も継続してきたレギュラーを入れ替えるのは、番組にとって〝冒険〟とも言える大きな決断だったことだろう。だが蓋を開けてみれば、前任者よりむしろ好評を集め、〝老人タレント〟のクビ切りにみごと成功した形となっている。

「ラッシャーは公式インスタグラムのフォロワーがわずか900人ほどで、共に旅した勝俣同様、『ファン0人』説もあるタレント。先月まで起用されていたのが不思議なほどです。そりゃ戦略的に考えたら、需要もなく画面映えもしない初老の男性より、人気グループのメンバーを起用するでしょう。テレビ局も、数字は取れないのにギャラだけ高い高齢者を食わせてあげるほど、今は余裕がありませんから」(芸能ジャーナリスト)

高齢者が幅を利かす老害大国・ニッポン。新陳代謝が促され、若手に活躍の場が与えられるのはどの業界でもいいことだ。

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